東都リーグ1部2部入れ替え戦は、立正大が7-6でサヨナラで専修大に勝利し、1右昇格を果たした。
目標達成
立正大は2010年春に2部に降格し、7年間の2部でのプレーとなっていた。それ以降吉田裕太捕手(2013年千葉ロッテドラフト2位)や黒木優太投手(2016年オリックスドラフト2位)などが1部昇格を目指していたが、あと一歩のところで昇格できなかった。
この日は3年生でリーグ戦4勝0敗、防御率1.18のエース・鈴木友也投手が先発し、5回まで2安打2奪三振2失点に抑えると、6回からはリーグ戦4勝0敗、防御率0.95の同じく3年生・釘宮光希投手が登板し、4回5安打4失点と同点に追いつかれるなど危ない場面がありながらも勝ちきった。
サヨナラヒットを放った主将の河津和也選手は、「これを目標にやってきた。夢のよう」と話し喜びを爆発させた。二人の好投手をリードした小畑尋規選手は、ドラフト候補捕手として注目される。1部でその力を発揮できるか秋のリーグ戦に期待したい。
降格
一方、専修大はドラフト候補のアンダースロー・高橋礼投手が連投となるマウンドで先発したものの、初回に2点、5回に3点を失い、4回1/3を投げて7安打1奪三振5失点でマウンドを降りた。その後、高校の後輩で2戦目で好投を見せた角谷幸輝投手がこの日、3イニングを投げて2安打1失点と粘りを見せたものの、金城乃亜投手がサヨナラ打を浴びた。
専修大は2014年の秋に1部昇格を果たすと、翌年の2015年春の1部リーグで優勝するという、昇格即優勝を記録し話題となった。ややコントロールの良い投手と繋ぎの打撃ができる選手が重宝されていた東都1部リーグに、強力打線で優勝し、大きな反響があった。
しかし、そのチャレンジは2年間で終わることになってしまった。4年生といて期待していた高橋投手や、来年のドラフト候補として期待された秦匠太朗投手も今季は不発に終わり、チームは力を発揮できず1部で0勝10敗1分けという結果に終わってしまった。
それでもチームは平湯蒼藍、池間誉人選手、そして角谷投手など2年生が中心となり、この悔しさをバネに再び1部に昇格して旋風を巻き起こしてくれると期待している。
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