日本体育大・東妻が2安打完封勝利で優勝、ソフトバンク、日本ハム、DeNAが注目

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明治神宮大会大学の部は決勝戦が行われ、日体大の東妻勇輔投手が9回2安打完封で勝利し優勝した。

打たせて取る

東妻勇輔投手は170cmと小柄だが152キロのキレの良い速球を投げ、この秋のリーグ戦でノーヒットノーランを達成している。明治神宮大会では13日の準々決勝・九州共立大戦でリリーフで登板し、3回2/3で9三振を奪う圧巻のピッチングを見せた。

この日の星槎道都大との決勝では、完投をするために打たせて取ることを意識し、9回を投げて奪った三振は4つのみだった。しかし最速は初回に149キロを記録し、許したヒットは2安打、投球スタイルを変えても抑える力を見せてくれた。東妻投手は「優勝投手になったことがなかったので、最後まで投げたかった。他の投手から最後はいかせろと言われていたけど、出番はねえと」と言っていたという。

プロ3球団評価

今大会には毎日多くのスカウトが足を運んでいるが、この東妻投手について福岡ソフトバンクの宮田アマスカウトチーフ補佐は「スプリットが独特で、奥行きが使える投手。」と話し、来年のドラフト候補に「入ってくるでしょう」と評価した。

また横浜DeNAの河原東日本統括グループリーダーは「腕の振り、投げっぷりがいいですね。この大会で名前を挙げた選手で楽しみ」と話した。

北海道日本ハムの山田スカウト顧問も、「前の登板は救援で150キロが出ていたし、中大の鍬原より安定感があると思った」と今年の巨人のドラフト1位投手以上と評価をした。

日体大ではエース格として松本航投手がいるが、こちらも150キロの速球を投げ、今大会準決勝では東洋大を4安打9奪三振で完封している。同じく来年のドラフト候補で、松本、東妻の2枚看板は来年1年間、プロのスカウトたちに注目されそうだ。

日本体育大学のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

 「(野球人生で)優勝投手になったことがなかったので、最後まで投げたかった。他の投手から“最後はいかせろ”と言われていたけど、“出番はねえ”と」。救援した13日の準々決勝・九州共立大戦は3回2/3で9奪三振だったが、この日は4奪三振。完投を意識して打たせる投球に切り替え、得点圏に走者を置いたのは2度だけだった。

「絶対に優勝のマウンドは譲らないとベンチの他の投手にも言っていた。百点をあげたい。一回は緊張で腕が振れなかったけど、二回からは修正できた。成長できているが、まだまだ、プロで通用はしない」

 試合後、東妻が声を弾ませた。初戦の準々決勝では七回から登板し、150キロ台の直球を武器に9奪三振。中1日のこの日は、低めに集めた直球に高速スライダーを織り交ぜ、9回2安打1四球と抑え込んだ。

170センチの小さな体が、何度も歓喜のジャンプを繰り返した。ついにかなえた日本一。リーグ戦と関東地区選手権では、優勝投手の栄誉を逃していた東妻は「今回は絶対になろうと思っていた」と会心の笑顔を見せた。

 絶好調ではなくとも、140キロ台後半の直球とスライダーなどで凡打の山を築いた。打者11人から9奪三振の初戦とは一転、この日は4奪三振でも、制球よく打たせて取って完封した。

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