苫小牧駒沢大・伊藤大海投手が151キロ、高校に続いて全国1勝

伊藤大海, 苫小牧駒大

苫小牧駒大の2年生・伊藤大海投手が、駒大苫小牧での甲子園での勝利に続き、大学でも1勝を挙げた。151キロの圧巻の投球には、苦労した1年間の思いが詰まっている。

全国1勝

伊藤大海投手は駒大苫小牧で2014年春のセンバツにエースとして出場し、創成館高校を3安打完封して勝利を挙げている。そして大学2年生の今年、大学野球の全国大会でも勝利を挙げた。日本文理大に対し序盤に151キロを記録、2点を失ったものの終盤にも140キロ中盤の速球で押した。9回5安打10奪三振2失点で見事な完投勝利だった。

高校、そして大学2年で全国大会で勝利を挙げ、順調な野球人生と見えるかもしれないが、伊藤投手は昨年1年間は公式戦で登板ができなかった。駒大苫小牧から東京の駒沢大に進学をした。東都の2部リーグでも春に7試合、秋に1試合に登板して期待を集めたが、その10月に野球部を退部し大学も退学した。「田舎育ちなので、都会の空気が合わなかった」と話す。そして翌年四月までは、地元の鹿部町でトレーニングをしていたという。

2017年4月、地元の苫小牧駒大に再入学をする。しかし規定により1年間は公式戦の登板ができず、「今まで野球をやってきた中で一番つらかった。孤独の中でやっていた」と話した。一時は10kg太ったがそれをいったん絞り、そこから体を鍛えて10kg増やすと、この春から出場解禁となったリーグ戦では154キロを記録した。

「遠回りはしたけど、最短で結果を出せてよかった」と話した伊藤投手、高校時代は好投手だったものの、プロを意識するところには至らなかった。しかし、この日のピッチングは2年後のドラフトで1位指名も期待できるものだった。

人生、どんな風に進むのかわからない。しかしその道中でしっかりと自分を見つめ、努力をした伊藤投手に敬意を表したい。そして今大会、また、後2年間の大学野球は、故障などなく、順調に進んでほしいと願う。

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北海道の駒大苫小牧高から、当時は東都大学2部の駒大に進んだが「田舎育ちなので、都会の空気が合わなかった」と、2016年10月に退部した。17年4月に現大学に入学するまでは、無所属のまま地元・鹿部町の体育館で汗を流した。

 駒大苫小牧から16年に駒大に進学したが、「ビジョンが見えなかった」と1年の途中で中退。昨年同校に入学したが、連盟の規定で1年間は公式戦に登板できなかった。「遠回りしたけど、結果的には最短で全国で1勝できた」と振り返った。


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