中京学院大中京の193cm右腕・赤塚健利投手が大学で活躍誓う

大学野球ドラフトニュース 2023年ドラフトニュース

昨年夏の甲子園で193cmの身長から148キロの速球を投げ、ほぼストレートのみでリリーフをしていた中京学院大中京の赤塚健利投手が、中京学院大で活躍を誓った。

ドラフト指名漏れも

赤塚健利投手は昨年夏の甲子園で衝撃的な投球を見せた。背番号18の控え投手だが、初戦の北照戦で6回途中からリリーフで登板すると、27球連続でストレートを投げるなど、2回1/3を2安打1奪三振1失点に抑える投球を見せた。

続く東海大相模戦でも8回に登板すると、この日も27球連続でストレートを投げるなど31球中ほとんどがストレートで、2回3安打1奪三振無失点の好投を見せた。準々決勝の作新学院戦、準決勝の星稜戦でも登板し、チームのベスト4入りに貢献している。

ほぼストレートだったことについて赤塚投手は、アトランタオリンピック代表だった森昌彦コーチから、「全部、決め球のつもりで投げろ」とアドバイスをされ、「変化球を投げたのは5球くらい。短いイニングなので、得意な球をバンバン投げた」と話した。「自分の決め球は真っすぐ。相手が直球と分かっていても、押し切るしかなかった。少しは足跡を残せたかな」と語った。

193cmから148キロを記録し、変化球をほとんど投げなかった投手にプロも注目をした。赤塚投手もプロ志望届を提出しドラフト会議で指名を待った。しかし名前は呼ばれず、「実力が足りない」と切り替えて中京学院大に進学を決めた。

今年から大学野球でプレーする。「大学は木製バットなので、折ることもできる。どこまで真っすぐ主体でできるか。」と話すものの「変化球を磨きながら」と変化球も磨いていく。高校時はリリーフ登板が多かったが「先発、リリーフ、どこでも投げたい」と話す。

4年間のうちに大学野球選手権や明治神宮大会でその姿、投球を見れるだろう。その時に昨年夏のような衝撃を与えるピッチングを見せてほしい。中京学院大中京ではエースの不後祐将投手が関西国際大に進学をした。全国の舞台で対決する日もあるだろう。そして赤塚投手の球を受けた藤田健斗選手(阪神)はプロ入りしている。いつかまた、藤田選手に球を受けてもらう日まで、得意の真っすぐを磨き続けたい。

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ドラフトを前にプロ志望届を提出したが、無念の指名漏れ。「実力が足りない」と切り替えて、「エンジョイベースボール」を掲げる中京学院大に進学を決めた。「勝負を、野球を楽しむスローガンがある。気になっていた」。甲子園で見せた豪快な投球が、大学で再現されるかもしれない。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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