大商大・吉川貴大投手に阪神スカウト「いい球をなげる」

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春のプロアマ交流戦で、阪神やオリックスの2軍を封じた大阪商業大の吉川貴大投手に、阪神スカウトも注目をする。

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プロを封じる

大商大の吉川貴大投手は、開星高で甲子園に出場し、140キロ中盤の速球を投げる投手として注目されていたが、関西六大学リーグでは勝利も先発の経験もなく、3年間が過ぎていた。

先輩に大西広樹投手(東京ヤクルトドラフト4位)、橋本侑樹投手(中日ドラフト2位)がいたという事で、なかなかチャンスを得ることができなかったというのもあり、その二人が抜けた今年は、登板数が増える事が期待されていたものの、昨年時点でドラフト候補として名前が挙がることは少なかった。

しかし、今年春に状況が一変する。3月5日の阪神とのプロアマ交流戦でエースとして先発を任されると、大山選手や、高山選手といった1軍クラスの選手がいた打線を5回2安打無失点に抑えた。また、3月20日のオリックスとの試合では9回6安打8奪三振で完封をしてみせた。

この投球に、オリックスの三輪統括コーチは「あれだけ打てないのは情けない」と話し、阪神の渡辺スカウトも「いい球を投げるよね。カーブをうまく使えるから、変化球でカウントを取っていける投手だと思う」と評価した。

最速は149キロだが、大西投手のように変化球をうまく使っていけるタイプで、冬には大きく曲がるカーブと落差あるフォークを磨き、結果に繋げた。「投げたい珠が投げられるようになってきた」と成長を口にする。

春のリーグ戦ではそのピッチングが注目されていたが、リーグ戦は現在、開幕の日程なども決まっていない。それでも自らの力でドラフト注目選手を勝ち取り、その上を目指す。

「自分はまだ技術も経験も足りていない。どんな時でも勝てる投手になって、まずは大商大を日本一にしたい」と話す。大学野球選手権は中止となってしまったが、秋のリーグ戦ではエースとして5勝0敗のピッチングが期待される。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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