早稲田大・野村健太選手ホームラン、関西大・有馬諒選手攻守で活躍、注目1年生活躍

大学野球ドラフトニュース 2023年ドラフトニュース

昨年のドラフト会議で注目された大学1年生が、東西で活躍を見せた。

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早大・野村選手がホームラン

早稲田大の1年生・野村健太選手は、社会人対抗戦の日立製作所戦で6番ライトでスタメン出場すると、2回の最初の打席でセンターオーバーの2ベースヒット、そして4回の第2打席では、スライダーを捉えてレフトスタンドにホームランを放った。3打数2安打1本塁打の活躍を見せた。

野村選手は山梨学院で高校通算53本塁打をうち、山梨のデスパイネの異名でドラフト候補として注目されていた。この日の試合後、「感触は良かったです。神宮では初めてのプレーだったのでドキドキした。ホームランは、甲子園と同じくらいうれしい」と話し、大学デビュー戦の活躍を喜んだ。

小宮山監督も「練習でも飛距離は飛び抜けていて、打球の質が違う」と話しており、秋季リーグ戦の開幕戦について「1週間考えます」と起用を示唆した。野村選手も「秋季リーグに向け守備と走塁を練習していきたいです」と話し、出場に意欲を見せた。

関大・有馬諒選手リーグ戦初出場初安打

関西大の1年生・有馬諒選手は、この日の関西学生リーグ・京大戦で8回の守備から出場すると、8回裏の大学初打席ではセンター前にきっちりとヒットを打った。守備でも8回、9回と別の投手をリードし、2回2安打無失点に抑えた。

有馬選手も、近江高校で2度の甲子園に出場し、2年時の甲子園では準々決勝まで勝ち上がり、金足農戦でサヨナラ2ランスクイズで敗れたものの、捕手としての能力で強烈なインパクトを与えた。すでに高校での実戦経験が豊富で、隼瀬監督が「広い視野でグラウンドの中を見られている。実戦の中で捕手としての存在感を出せる」と話す。

プロ志望届を提出すれば、高校生捕手としてはトップに指名されたのではないかと思うが、3年夏を戦う中でまだ実力が足りないと大学進学を決めた。春のリーグ戦は無くなってしまったものの、その間に木製バットで強い打球を打つために筋力アップに取り組んだ。

想い出の皇子山球場で大学1安打目を放ち、有馬選手の新たな歴史が始まる。

野村選手、有馬選手、共にプロ志望届を出していれば、今頃はプロのユニフォームを着ていた選手だと思う。この4年間で、プロに進んだかもしれない自分との競争に勝利し、さらに成長した姿で4年後のドラフト会議を迎えたい。

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 「いい感触で捉えることができました。(カウント0―2から)ストレート待ちで変化球にも対応する意識でいたところに、高めに浮いたスライダーが来ました」と野村。山梨学院高時代、たくましい体つきとパワフルな打撃から“山梨のデスパイネ”と呼ばれ、甲子園でも3本のホームランを放った期待のルーキーは「昨夜は少しドキドキしました。ホームランは、甲子園と同じくらいうれしい」と話し、初々しい笑顔を見せていた。

4回2死、2ストライクに追い込まれた後のスライダーを捉え、左越えのソロ本塁打に。「真っすぐ待ちで変化球に対応できた。初めての神宮球場で、いい感触で捉えられました」と手応えをかみしめた。高校通算53本塁打。甲子園でも3本の本塁打を放っているが「でも、今日の1本は、甲子園で打ったホームランと同じくらいうれしいです」とニッコリ笑った。

1メートル80、97キロの恵まれた体格を持つ右の長距離砲を小宮山悟監督は「練習でも飛距離は飛び抜けていて、打球の質が違う」と評し、明大との開幕戦の起用については「一週間考えます」と話した。

早瀬万豊監督(62)は「広い視野でグラウンドの中を見られている。実戦の中で捕手としての存在感を出せる」と評価する。関大には不動の正捕手・久保田拓真捕手(3年=津田学園)がおり、その壁は高い。だが有馬の志も壁に負けないくらい高い。

8回裏に周ってきた初打席では、1死から中前安打を放ち、リーグ戦初打席で初安打をマーク。木製バットに慣れるために、自粛期間中は筋力トレーニングを積み、開幕前のオープン戦では長打もマーク。「対応はばっちりだと思います」とルーキーが攻守でしっかり存在感を残した。

近江高(滋賀)で甲子園に3度出場した関大の有馬諒捕手(1年)がリーグ戦デビューを果たした。8回の守備からマスクをかぶると、その裏の初打席で中前にリーグ戦初安打を放った。高校時代から慣れ親しんだ滋賀・皇子山球場で初陣を飾り「楽しんで試合に入れた。力を存分に発揮できた。ここは思い出深い場所」と喜びをかみしめた。

 

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