今日から東京六大学野球、155キロ投手そろうハイレベルな投手戦に注目

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今日から東京六大学秋季リーグ戦が開幕する。早稲田大の早川隆久投手、慶応大の木澤尚文投手、法政大の高田孝一投手は最速155キロを記録、明治大の153キロ右腕・入江大生投手に立教大のアンダーハンド・中川颯投手も注目される。

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早大・早川vs明大・入江、特別な対決

最速155キロ投手の対決というのは、プロでもなかなか見られないかもしれないが、大学野球の短期決戦の中で、各大学の155キロエースが激突する。

早稲田大は左で155キロを記録する早川隆久投手がエース、初回の立ち上がりから150キロ台を連発する投球は、球速ってこんなに簡単に出せるのかと勘違いをするほど。この早稲田大と開幕で対戦するのは明治大、エースの入江大生投手は、最速153キロのストレートを低めに突き刺す。

早川投手と入江投手は、それぞれ木更津総合と作新学院だった高校時に甲子園で対戦している。2016年夏の甲子園準々決勝では、作新学院は150キロ右腕の今井達也投手がエースとして投げていた。入江選手は3番ファーストで早川投手と対戦すると、初回に、左中間へ3試合連続となるホームランを放っている。早川投手は9回3失点だったものの、その試合に3-1で勝利した作新学院が優勝をした。その後の侍ジャパンU18代表で2人はチームメイトになっている。

早川投手は「入り江が良い投球をすれば、僕も良い投球をしなきゃと思っていたし、刺激になった。入江がいたから、ここまで来られた」と話す。入江投手も「甲子園で対戦してすごく良い投手だと思っていた。大学では投手となったが、高校の時から気持ちは変わらず、絶対負けたくない」と話した。

春のリーグ戦では1試合総当たりだったこともあり、入江投手は変な起用をされたが、明日の開幕戦ではこの二人が先発し、投げ合う姿を見たい。持っている実力以上のものが見られるかもしれない。

155キロエースなど他の注目投手

他にも、慶応大のエース・木澤尚文投手も155キロの速球を投げ、140キロ前後の沈む球も投げる。法政大の高田孝一投手も最速が155キロに到達している。法政大は左腕の鈴木昭汰投手も149キロまで球速を伸ばし、実戦経験も豊かで先発が予想されるが、高田投手、そして一緒にプロ志望届をだしている左腕・石川達也投手の投球も注目される。

その150キロエース達に、アンダーハンドで対するのが立教大の中川颯投手。長い腕を低く出し、130キロ中盤だが、150キロ投手の球を見ている右バッターでも、しっかり差し込まれる。

この他にも、早稲田大では200cmの左腕・今西拓弥投手がプロ志望届を提出している。2年生の秋に3勝、3年春に2勝を挙げており、長身からの140キロ中盤の球に威力がある。立教大の中崎響介投手も148キロの重い速球と鋭いスライダーでリリーフエースとして結果を残している。

明治大の中山晶量投手もプロ志望届を出している。188cm88kgの大型右腕でこの夏までに150キロに到達した。鳴門高校1年時に注目され、その後はなかなか名前が聞かれなかったが、オープン戦では結果を残しており、リリーフでの登板が注目される。

そして慶応大は151キロ左腕の佐藤宏樹投手がいる。1年生の秋に、抜群の質の良い球で、140キロ中盤のストレートで面白いように空振りを奪い、3勝0敗でチームを優勝に導いた投手。その後は故障に苦しみリーグ通算はその3勝どまりだが、この秋は復活に向けて順調にきているという。その1年秋に同じく3勝を挙げた関根智輝投手もプロ志望届を提出する予定で、今春に149キロを記録して注目された左腕の長谷部銀次投手などと共に注目をしたい。

投高打低

これだけ投手が注目する中で、打者についてはなかなか名前が挙がってこない。投高打低とハッキリ言ってしまってもいい状況になっている。

打者で注目されるのは、現時点でプロ志望届を提出している法政大の村田雄大選手と、今後、プロ志望をするかもしれない、明治大の公家響選手の横浜高校コンビ。高校時代も強い打撃を見せており、東京六大学でもその打撃に強さを増しているのだが、投手たちの成長ぶり、活躍ぶりに比べると、どうしてもまだまだという感じが残る。

他には早稲田大の瀧澤虎太朗投手もプロ志望届を提出していないが、東京六大学の打者の中で、わずかに今年、プロのスカウトが名前を挙げている選手の一人。バッターには奮起を期待したい。

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