148キロ右腕の国学院大・上出拓真投手が5安打完封、DeNAスカウト陣が評価

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プロ志望届を提出している最速148キロ右腕、国学院大の上出拓真投手が、東都リーグ戦初完封を記録し、視察した10球団のスカウトにアピールをした。

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昨年10月に右ひじ手術

上出拓真投手は札幌第一出身の182cmの右腕で、テイクバックの大きなダイナミックなフォームから最速148キロを記録する。3年春に8試合に登板をしたものの、右ひじの状態が悪くなり、昨年10月に右ひじのクリーニング手術を受けていた。

この春はリーグ戦が無くなり「焦りはあった」と話すが、「小学生の頃から思っていた」とプロ入りに向けてプロ志望届を提出し、この秋一本にかけていた。この日の東洋大戦で先発すると、最速145キロのストレートと得意のツーシームで9回5安打9奪三振で完封勝利、リーグ戦初完封勝利を挙げた。147球を投げた。

この日は10球団のスカウトが視察に訪れていたが、横浜DeNAの欠端スカウトは「制球しづらそうなフォームだが制球が良い。チャンスはあるのでは」と話すと、同じく篠原スカウトも「ボールが強い」と評価した。

アピールの機会は残り少ないが、そこでしっかりとアピールすることができるか、次の試合で2試合連続完封を記録すれば、プロからの評価はさらに高まってくるかもしれない。

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DeNA・欠端光則スカウトは「制球しづらそうなフォームだが、制球が良い。(指名の)チャンスはあるのでは」と評価。上出は「一安心だけど、まだ試合は続くので頑張りたい」。自らの夢へ大きな一歩を踏み出した。

突き動かすのはプロへの思いだ。幼い頃からの憧れの舞台。2年の終わりには「球速をどう上げるか」とテークバックの大きい独特な投球フォームにたどり着いた。昨秋には大学ラストイヤーに万全を期すため、右肘をクリーニング手術。コロナ禍で春季リーグ中止という苦難を乗り越えて、マウンドに戻ってきた。

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