国学院大・山本ダンテ武蔵選手が本塁打・打率・打点で東都トップに

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国学院大のドラフト候補、山本ダンテ武蔵選手が、打率.394、4本塁打、13打点で東都リーグの打撃3部門でトップとなった。

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4年生で覚醒

この日の立正大戦では初回、1アウト3塁の場面でレフト前へのタイムリーヒットで1打点を挙げると、6回の先頭打者でもレフト前に運んだ。これまで4本塁打を打っており本塁打王だったが、2安打1打点の活躍で打率、打点でトップとなり、現時点で三冠王となった。

山本選手は大阪桐蔭時代も主砲としてその打棒を見せていたが、打撃に粗さも見られた。大学でも3年まではレギュラーをつかめずにいたが、4年までのオフに体重を10kg増やし、「前までは上から出すイメージだったが、レベルスイングにして、どのコースに来ても対応できるスイングづくりを心がけてきた。リーグ戦の打率が上がらなくて試行錯誤した結果、行き着いた」と打撃フォームの改造により、一気に開花した。

残り3試合で三冠王を守れば、東都リーグでは1994年の青学大・井口選手(現千葉ロッテ監督)以来となる。守備面で付加価値が乗せられない所はあるが、打撃の良さで獲得すれば、DeNAの佐野恵太選手のようにプロでも活躍をしてくれるかもしれない。秋もこの打撃を維持することができれば、ドラフト会議で指名の可能性が高くなりそうだ。

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山本ダのバットが好調のチームを支えている。先制を許した直後の初回1死三塁。「自分的には打点を挙げることに重きを置いている」との狙い通り、左前へはじき返してすぐさま同点とした。六回の先頭でも左前に運び、打率・394、4本塁打、13打点。青学大・佐々木と並ぶ本塁打を含め、いずれもリーグトップに立った。

「前までは(バットを)上から出すイメージだったが、レベルスイングにして、どのコースに来ても対応できるスイングづくりを心がけてきた。リーグ戦の打率が上がらなくて試行錯誤した結果、行き着いた」

 昨秋の時点に比べ、体重は約10キロも増量し、92キロ。「前まで10割で打っていた力が8割で発揮されるようになった。8割のスイングをしていくことで、力みなく捉えていける」

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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