東都リーグ2部の試合が行われ、東洋大が今季初戦を迎えた。プロ志望届を提出している木村翔大選手は4打数ノーヒットで、視察した7球団のスカウトにアピールすることはできなかった。
新型コロナの影響
東洋大は7月下旬にクラスターが発生し、チームは約1ヶ月間、活動が停止となった。8月21日から練習を再開したものの練習施設などは使えずに自主トレのみ、その後、9月に入ってから全体練習が再開し、9月19日にようやくオープン戦で実戦を行った。
遊撃手として注目された木村翔大選手は、この日の拓殖大戦では4打数ノーヒットに終わり、視察した7球団のスカウトにアピールすることはできなかった。「開幕に向けて準備はしてきた。どういう状況だろうと言い訳は出来ません」と話し、「自分はプロ志望届を出しているのに打撃だけでなく、守備でも自分の持ち味が出せなかった。でも大変なのはどの大学も一緒」と悔しさもにじませた。
10月5日の東農大戦、そして10月6日の専修大戦がドラフト会議への最後のアピールの場となる。「悔しい。今すぐに帰って練習したい気持ちです」と話し、木村選手は球場を後にした。
春まで1部リーグでプレーし、ショートとして守備の良さが見え、打撃でもコツコツとヒットを打てる所が評価された。しかし今季は2部でプレーすることになり、また新型コロナの影響、そしてドラフト会議が例年より早く、アピールの期間が少ないなど、厳しい条件が重なった。その中で最後までアピールを続けたい。
実戦不足は明らかで、コンディション調整も厳しかった。「自分はプロ志望届を出しているのに打撃だけでなく、守備でも自分の持ち味が出せなかった。でも大変なのはどの大学も一緒」と木村はうなだれた。

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