青山学院大が今年の練習を終え、新主将の山田拓也が来年への決意を語った。ドラフト候補内野手としてプロ入りを目指す。
リーグ2位の打率
山田拓也選手は東海大相模の出身で、今秋のリーグ戦では打率.351を記録し2位の成績を残した。またチームも2位で優勝を逃し、「やっている以上は勝ちたい。1部昇格をした年で日本一になりたかった」と悔しさを話した。
主将に就任した山田選手は、「プロを目指して取り組んでいます」と話し、来年のドラフト会議での指名を目指す。「日本一を絶対に取りたい。東都で優勝ができたら、プロの可能性もあると思う。まずはしっかりと練習していきたい。来年は率を残して、首位打者をとりたい」と話し、打率1位とリーグ1位、そしてその先のプロ入りに強い決意を示した。
来年は東京六大学で二塁手を中心に主将、そしてプロ注目の選手が集まるが、中央大の北村恵吾主将がサードからセカンドの転向をする方針で、東都でも二塁手の主将が注目されることになりそうだ。
強い打撃で弾き返すヒットが持ち味の山田選手、セカンドの守備と打撃をさらに磨き、首位打者を獲得して秋のドラフト会議での指名を掴みたい。
1年生で大ブレークの佐々木選手も来年に決意
また青学大では、1年生ながら今年リーグ戦で6本塁打を放ち、小久保、井口二世と注目された佐々木泰選手も、来年への決意を見せる。
今年は春に4本塁打、秋にも2本塁打を放ったが、「6本もではなく、6本しか打てなかった。この1年は成長できてない、悔いが残る1年でした」と話す。打球方向はいずれもレフトスタンドで、本来は逆方向のライトにも強い打球を飛ばせるが、安藤監督もその点を指摘していた。
秋のリーグ戦終了後、オープン戦で3本塁打中、2本が逆方向へのあたりだったという。それでも、「まだまだです。あっちに打とうと思って打ったホームランなので。狙ってなくても、無意識に反応で逆方向に放り込めるように筋力をつけていきたいです」と話す。
大学代表候補合宿にも参加し、あたりは少なかったがスイング力とあたった時の打球の鋭さは、3年生に負けないものがあった。1年目で6本、東都リーグ記録の井口選手の24本を超えるために、来年以降もこのペースを維持し続けたい。

新主将の山田拓也内野手(3年=東海大相模)は、大学ラストイヤーを前に、チームの日本一と、プロ入りを目指すと宣言。「日本一を絶対に取りたい。東都で優勝ができたら、プロの可能性もあると思う。まずはしっかりと練習していきたい」と力を込めた。

戦国東都に現れたスーパー1年生が、さらなる成長を誓った。1年春の4本塁打(93年の東洋大・今岡誠と並ぶタイ記録)、秋の2本を含めた1年時の年間6本塁打は、いずれも東都の最多記録だ。それでも「6本も、ではなく、6本しか打てなかった。この1年は、成長できてない、悔いが残る1年でした」と、厳しい自己評価を口にした。
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