関西学院大が今年の初練習を行い、阪神・佐藤輝明選手の弟の佐藤太紀選手や、最速151キロの速球を投げる西隼人投手などが目標について話した。
兄と同じサードで
佐藤太紀選手は187cm98kgと、兄・佐藤輝明選手に引けを取らない恵まれた体を持ち、大学では3年秋までリーグ戦の出場はないものの、関西学院高校では通算12本塁打を放っていた。
それでも秋の兵庫知事杯争奪大会では一塁などで出場し、9打数3安打3打点をマークした。「とにかく結果を出すしかない。何でもいいので結果を出したい。スタメン中心で活躍する。それだけです」と話し、「サードで勝負したい」と兄と同じサードのレギュラーを狙う。
兄は1年目から24本塁打を放つ活躍を見せた一方で、後半は59打席連続ノーヒットを記録した。それでも最後までフルスイングを見せており、太紀選手は「1年間ブレずにやっていた。変に小さくならずに振っていた。自分も芯を持ってやっていきたい」と話す。
進路については、「高いレベルでやりたい」と話し、社会人野球などで野球を続けることを目標とするが、「取ってもらえるなら」とプロ入りも視野に入れている。強打のサードとして結果を出すことができるかが注目される。
高校の先輩が
西隼人投手は福岡大大濠高校出身で、高校時代の先輩だった三浦銀二投手が昨年のドラフトで指名され、また関西学院大でも1つ上の黒原拓未投手が広島のドラフト1位で指名された。特に福岡大大濠の先輩では、古賀悠斗選手、仲田慶介選手もそれぞれ西武と福岡ソフトバンクに指名され、3人がプロ野球選手となった。
西投手は178cm84kgの体から最速151キロの速球を投げ、リーグ戦で通算3勝を挙げている。相次いで指名される先輩の姿を見て、「自分も一緒にプレーしたい」と、プロ入りの目標を掲げた。
「このぐらいのレベルになれば自分もプロに行けると判断しやすくなった」と話し、「常に安定して自分の力を出せている先輩がプロに行っている。」と分析すると、「自分も安定して力を出せるような1年にしていきたい。球速は最終的には155キロを目指している。球速も出した上で、安定した結果を出していきたい」と話した。
今年は投手と柱としての活躍を見せることができれば、その目標に近づくことができる。

大学ラストシーズンは「サードで勝負したいというのはあります」とイメージ。「打撃も守備も走塁も、自分が求めているところは全然できていない。全部レベルアップしていきたい」と燃えている。大学卒業後も「高いレベルでやりたい」と社会人チームなどでの現役続行を希望する予定。育成選手としてのNPB入りにも「取ってもらえるなら」と目をギラつかせた。


「常に安定して自分の力を出せている先輩がプロに行っている。自分も安定して力を出せるような1年にしていきたい。球速は最終的には155キロを目指している。球速も出した上で、安定した結果を出していきたい」
コメント