日本体育大vs千葉経済大のオープン戦で、ドラフト1位候補の矢澤宏太投手が今年初の先発のマウンドに立った。9球団15人以上のスカウトが視察し、巨人・千葉ロッテのスカウトが評価している。
147キロ
先発した矢澤宏太投手は初回、最速147キロを記録したストレートのみ11球を投げて2三振とレフトフライで3人で抑えると、2回以降はスライダー、チェンジアップ、スプリットなどを織り交ぜた。5回を投げて1安打9奪三振無失点、千葉経済大打線にタイミングを合わせることなく投げ終えた。
矢澤投手は「この冬は真っすぐでカウントを取る、質を上げるというテーマでトレーニングをしてきました。今日はその真っすぐが良かったです。いい投球ができたと思います」と話し、ストレートで勝負ができたことに手応えを見せていた。
左腕投手としてもドラフト上位候補、打者としてもドラフト1位候補に挙がるが、この日は9球団15人以上のスカウトが視察し、巨人・千葉ロッテが評価をした。
巨人・水野スカウト部長:「去年の松山から見ていますけど、素晴らしい投手です。リーグ戦に入ればもっと強い球を投げてくるでしょうね。期待して、ずっと追い掛けていきたいと思います」
千葉ロッテ・榎スカウト部長:「この時期であれだけ腕を振れるのは素晴らしいですよね。変化球で緩急をつけて三振も取れて。大学生レベルでは打てないんじゃないかなと思いますね」
昨年のドラフト会議では大学生左腕投手がドラフト上位で次々と指名されが、すでにそのレベルのピッチングを見せている感じで、これからリーグ戦で150キロ台にストレートが乗り、スライダーもさらに切れ味が増して打者が消えると思うようになってくれば、今よりももっと手が付けられない投球をしてくれそうだ。

視察した巨人水野雄仁スカウト部長(56)は「去年の松山(大学日本代表候補合宿)から見ていますけど、素晴らしい投手です。リーグ戦に入ればもっと強い球を投げてくるでしょうね。期待して、ずっと追い掛けていきたいと思います」と話した。ロッテ榎康弘スカウト部長(49)も「この時期であれだけ腕を振れるのは素晴らしいですよね。変化球で緩急をつけて三振も取れて。大学生レベルでは打てないんじゃないかなと思いますね」と評価した。
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