立教大の151キロ右腕・荘司康誠投手が、早稲田大を相手に8回途中まで9安打を許したものの無失点に抑える粘投で、今季2勝目を挙げた。
蛭間選手を139キロスプリットで空振り三振
188cmの大型右腕投手で最速151キロを記録する立教大・荘司康誠投手は、この日も9球団のスカウトが視察するなど熱い視線を送られている。
早稲田大との対戦は5−0で迎えた8回、1アウト1,2塁のピンチでこちらもプロ注目の外野手・蛭間拓哉選手を打席に迎える。全力で抑えにかかった荘司投手は、139キロのスプリットで空振り三振を奪った。しかし、この後に右足をつり、7回2/3、121球を投げたところで降板した。9安打を許すも無失点に抑える粘りの投球だった。
「先週の東大戦は、役目を果たせなかった。」と8回4失点の投球を反省し、「今週の試合まで、低めへのコントロールを意識してきたが、それをマウンドで表現できた」と制球力を意識した。それでも球速は140キロ後半を記録し、力強さを見せていた。
視察した巨人の織田スカウトは「余力があって、楽しみな投手。今日はランナーを背負っても、粘り強い投球ができていたと思います」と話す。溝口監督も「これまでよりは、低めへ投げようとする意識が見えた」と評価する内容だった。
東京六大学を代表する右腕の成長した荘司投手、優勝の可能性を残し、全国の舞台に出場するために今週を粘り、次週の首位・明治大戦が勝負となる。

優勝のためには落とせないカード。9球団のスカウトが熱視線を送る中、9安打を許しながらも無失点と粘った。巨人織田淳哉スカウトは「余力があって、楽しみな投手。今日はランナーを背負っても、粘り強い投球ができていたと思います」と話した。


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