神奈川大学リーグでは、神奈川大の152キロ右腕・神野竜速投手が、桐蔭横浜大を相手に6回2安打1失点の好投で勝利し、優勝に王手をかけた。この試合は日本ハム、阪神など6球団のスカウトが視察している。
フォームを修正し
神野竜速投手は最速152キロの速球を投げる右腕投手として注目され、昨年春に4勝、秋に3勝を挙げる活躍を見せた。しかし、昨年冬の侍ジャパン大学代表候補合宿に呼ばれていたものの、故障により参加を辞退するなどしていた。
今季はここまで1勝止まり、素晴らしい球を投げており故障の影響は感じさせないものだったが、結果がついてこなかった。横浜国大戦から2週間の期間があり、その間にインステップ気味に踏み出していたフォームを修正、また、冬から練習をしてきたという、ボールを挟んでチェンジアップ気味に投げるスプリットチェンジを「この桐蔭横浜戦で使うために、ずっと隠してきました」と解禁した。
この日の最速は149キロ、3回には2アウトからスプリットチェンジで空振り三振を奪うなど、6回を投げて2安打1失点の好投で、試合も3−1で勝利し、優勝に王手をかけた。
この日は北海道日本ハム、阪神など6球団のスカウトが視察した。大学野球選手権に出場し、150キロ超の球を見せれば、今年はドラフト上位候補がまだ定まっていないだけに、評価を一気に上げてくる可能性がある。

前週の横浜国立大戦後から下半身を鍛え直し、調整。インステップ気味のフォームも修正した。とっておきは今冬から練習してきた新球、スプリットチェンジだ。「この桐蔭横浜戦で使うために、ずっと隠してきました」。フォークボールのように人さし指と中指の間にボールを挟み、チェンジアップ気味に打者の手元で沈む。1-0で迎えた3回、2死から空振り三振を奪い、手応えをつかんだ。
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