神奈川大学リーグが開幕し、神奈川大の神野竜速投手が登板すると、本調子ではなかったものの7回途中までをテンポよく2失点に抑える投球を見せた。この試合には5球団のスカウトが視察し、横浜DeNAが評価を示した。
2回以降はノーヒット
この日の横浜商大戦で先発した神野竜速投手は、最速は146キロを記録したものの、制球にも苦しむなど本来の投球ではなかった。初回に先頭打者に「打球がはねて土井とどちらが取るか判断が遅れた。」と内野安打にしてしまうと、自身の悪送球で2塁に進ませてしまい、その後2点を先制された。「流れを持ってこないといけない立場なのに、自分のミスから始まってアウトを取ろうと先走ってしまいました」と話す。
2回以降も本調子ではなかったが、捕手からボールを受け取るとすぐに投球モーションに入るようなテンポの良さと、スライダー、カットボール、ワンシーム、スプリットチェンジなど多彩な動く球で打ち取り、2回から5回まではノーヒットに抑えた。「その後のピッチングで取り返さないといけなかった」と1回の自らのミスを取り戻すような投球を見せた。6回2/3を投げて4安打5奪三振2失点、悪いなりに試合を作った。
この日は巨人、横浜DeNAなど5球団のスカウトが視察し、横浜DeNA・欠端スカウト:「こういう日もある。ボールの強さが魅力」と話した。
大学生右腕の中で球の力もあり、投球の完成度も高い方に入ってくる投手で、まだ制球で高めにいったりと課題があるものの、良さを持っている投手だと思う。この日、プロ志望届の公示に名前が載り、プロ入りをかけてこの秋に本調子の投球を見せたい。

「打球がはねて(捕手の)土井とどちらが取るか判断が遅れた。その後のピッチングで取り返さないといけなかった」。巨人などが視察。スカウトの計測で146キロもマークしたが、制球も安定せず本来の力にはほど遠かった。DeNAの欠端スカウトは「こういう日もある。ボールの強さが魅力」と今後に期待した。

ここから、エースとして踏ん張った。投球のテンポを上げ、2~5回は無安打。捕手からボールを受け取ると、すぐにサインを決めて投球。直球の調子はあまりよくなかったが、スライダー、カットボール、ワンシーム、スプリットチェンジの変化球で打ち取り、追加点は与えなかった。全日本大学選手権以降、取り組んできた投球のテンポのスピードアップを実践した。
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