関西六大学リーグでは、大阪商業大の2年生・渡部聖弥選手が、今季5本目のホームランを放ち、リーグ新記録を樹立した。中日のスカウト課長も絶賛している。
リーグ新記録
この日の龍谷大戦で渡部聖弥選手は、8回1アウトの場面、インコースのストレートを振り抜くと、「打った瞬間、入ったなと」と特大の推定120mの特大ホームランをレフトスタンドに叩き込んだ。
これまでのリーグ記録は、佐伯貴弘選手など8人が記録していた1シーズン4本塁打だったが、このホームランで新記録を樹立した。渡部選手は「常に狙う気持ちはあった。甘いところに来たら、絶対にいってやる、と。いいスイングができて、本塁打になって、すごくうれしい」と話した。
この日は中日の山本スカウト課長が視察し、「ヘッドスピードが速い。強く振り抜ける。右で大きいのが打てる。楽しみな打者。肩も足もそろっていて、順調なら挙がってくる」と2024年のドラフト上位候補に挙がると評価した。
これで通算本塁打は6本とし、佐伯選手の持つ通算12本塁打について、「目指したい数字。1番を取りたい。もし5本で終わっても、3、4年生で自分の記録を塗り替えられるような打者になっていきたい」と話した。
広陵高校でチームメイトだった宗山塁選手が明治大で活躍しているが、2024年はともにドラフト1位指名でプロ入りする可能性が高い。

視察した中日の山本スカウト課長は「ヘッドスピードが速い。強く振り抜ける。右(打者)で大きいのが打てる。楽しみな打者。肩も足もそろっていて、順調なら(再来年は上位に)挙がってくる」と24年のドラフト1位候補を高評価した。富山陽一監督(57)は「本人の努力。皮手袋も着けないで、よく(打撃)練習する」とたたえた。

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