東都リーグでは青山学院大が駒沢大に8-0で勝利、常広羽也斗投手が7回5安打無失点の投球で、先発投手としてリーグ戦初勝利を挙げた。最速は150キロを記録している。
「楽天の岸タイプ」
今季から先発投手として登板し、駒大1回戦で先発したものの勝利をつかめなかった常広羽也斗だったが、3回戦のこの日も先発をすると、7回を投げて5安打無失点で勝利投手となった。
最速は150キロを記録、「ただの150キロです。フォームが合っていなくて、本来のボールを投げられていない」と自己評価は厳しかったものの「フォームでは低めに集められないのが分かったので、意地で低めに投げました。フォークがよかったので抑えられた」と、指先の意地を見せて抑えきった。
この日も複数球団のスカウトが視察をし、常広投手を評価している。
東京ヤクルト・小川GM:「アベレージで144キロくらい出ており、先発として十分に通用しそう。スピードはまだ伸びると思う」
巨人・円谷スカウト:「球質の良い150キロが投げられる。楽天の岸タイプですね」
独特の表現をする常広投手は、自己評価が厳しめでもあるが、フォームのいろいろな所で柔らかさと強さが見られる投手で、このバランスを先発として疲労が出てもしっかりと維持することができれば、今季5勝、プロ入りしても1年間と通して投げ続けられると思う。ただし、いろいろなインタビューなどを見ていると、メカニズムとして頭でどのくらい理解しているのかはわからない所もあり、フォームが崩れた時にしっかりと調整し戻すことができるかなど、今後も見てゆきたい。
まず先発投手として初の1週目を終え、次の試合は18日からと時間が空く。常広投手は「150キロをもっとバンバン出せるような投球をしたい」と話し、状態をさらに上げていく。




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