上武大・進藤勇也選手が決勝の犠飛で勝利、9球団17人のスカウト視察しソフトバンク・ヤクルト・巨人・阪神などが評価

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関甲新大学リーグでは、上武大のプロ注目捕手・進藤勇也選手が今季初出場し、決勝の犠牲フライでチームに勝利をもたらした。この試合には9球団17人のスカウトが視察をしている。

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右手首負傷から復帰

進藤勇也選手は抜群の強肩が高校時代から注目され、上武大でもドラフト候補捕手がいる中で下級生時からマスクをかぶってきた。昨年12月の侍ジャパン大学代表候補合宿でも主将に指名されるなど、大学野球の中心選手の1人で、プロももちろん注目をしている。

しかし、この春は3月中旬に「原因は不明です。投げると響く。診断名も分からない。負担がかかっていたのかなと思います」と右手首の痛みに苦しみ、試合出場はしていなかった。それでも主将として、試合に出場しているメンバー以外にも声を掛け、チーム全体の事を考えながら復帰を目指してきた。「ケガをして落ちるのではなく、チームを見直す時期としていいと思った。自分だけではなく、メンバー以外の人たちがどういう思いでサポートしてくれているのか考えた。メンバーとしてどれだけ人を思えるか」と話す。

そしてこの日、いよいよ今季初出場をした。チームメンバーからは「やっと帰ってきたな」「託したぞ」と声を掛けられ、試合中もベンチや応援席から声が掛けられていた。

この日は1-0のまま試合が進み、進藤選手も4番で出場したが第1打席はショートゴロ、第2打席はサードゴロ、そして第3打席もショートゴロに抑えられた。しかし、1-1に追いついた8回にノーアウト1.3塁のチャンスが回ってくると、「引っ張らずに、浮いたボールをコンパクトに振る」としっかりとレフトに犠牲フライを打ち、勝ち越しの1点を奪った。

「この緊張感の中でプレーをするのが醍醐味だと思うし、そのプレッシャーの中でも自分のプレーを発揮しなければいけない。久しぶりで楽しかったですね」と話し、プレーができることを喜んだ。

9球団16人スカウト視察

この日は平成国際大との対戦で、155キロ右腕の冨士隼斗投手の登板も予想されたこともあるが、9球団16人のスカウトが上武大グラウンドに集まった。

冨士投手は登板しなかったものの、進藤捕手の復帰戦にスカウトが評価をしている。

福岡ソフトバンク・永井編成育成本部長:「ケガ明けでも問題なくできている。高校生の頃からずっと見ています。順調に成長して高いレベルまで来た。高校生の頃はどちらかというと、スローイングが安定していた守備型の捕手でした。やっぱり大学に入って打者としても明らかに良くなりました。これから結果も出てくるんじゃないかな。心配はしていません。守る方は全く問題ないです」

東京ヤクルト・小川GM:「久しぶりに見ましたね。非常に捕手としての能力が高いと感じました。キャッチングもスローイングもレベルが高い。右中間に長打も打てる」

北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「スローイングは安定しているので、安心して見ていられましたね」

巨人・榑松統括スカウト部長:「肩も強いし、馬力もある。スピードもあって、勝負どころでも1本しっかり打てる。いい捕手ですよね」

阪神・吉野スカウト:「打てるキャッチャー。肩も強い」

進藤捕手についてはドラフト上位で消えるという評価はもう変わることは無いと思う。

この日もスローイングはだいたい1.8秒台、やや送球にブレもあり故障の影響も感じさせるが、肩の強さは群を抜いている。打撃については、スカウトの評価は高いがプロではやはり打撃で苦労するかも、という感じはする。それでも、WBCに出場した捕手たちくらいになれる感じはした。

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ドラ1候補の捕手、上武大・進藤が残したインパクト 9球団16人スカウト集結「能力高い」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 上武大は2―1で平成国際大に競り勝ち、開幕から7連勝を飾った。今秋ドラフト1位候補の進藤(しんとう)勇也主将(4年)は「4番・捕手」で出場し、3打数無安打1打点。今季初出場となった一戦で決勝の左犠飛を放った。

二塁に矢のような送球を突き刺す強肩、明らかなボールはミットを流し、きわどいボールはミットを止めて「ストライクコール」を呼び込む絶妙なフレーミング、ピンチでも表情は不変で、監督と投手の継投タイミングについて意見を交わす野球脳。捕手としてのセンスがキラキラと輝く。ヤクルトの小川淳司GMは「久しぶりに見ましたね。非常に捕手としての能力が高いと感じました。キャッチングもスローイングもレベルが高い」と絶賛。さらに「右中間に長打も打てる」と1人の打者としても高く評価した。

 ソフトバンク・永井智浩編成育成本部長は筑陽学園(福岡)時代から成長を見守ってきた。広角に長打を放つ長距離砲としても注目の右打者を「高校生の頃からずっと見ています。順調に成長して高いレベルまで来た。高校生の頃はどちらかというと、スローイングが安定していた守備型の捕手でした。やっぱり大学に入って打者としても明らかに良くなりました」と評した。

上武大・進藤勇也、復帰戦で決勝犠飛も「気負い過ぎた」9球団スカウト視察「いい捕手」高く評価 - アマ野球 : 日刊スポーツ
今年のドラフト上位候補の上武大・進藤勇也捕手(4年=筑陽学園)が右手首のケガから復帰し、今季公式戦初出場を果たした。頼れる主砲が復活した。「やっと帰ってきたな… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

この試合を、9球団17人のスカウトが視察。ソフトバンク永井スカウト部部長は「ケガ明けでも問題なくできている。大学で一番成長したのはバッティング。これから結果も出てくるんじゃないかな。心配はしていません。守る方は全く問題ないです」。日本ハム大渕スカウト部長は「スローイングは安定しているので、安心して見ていられましたね」。巨人榑松統括スカウト部長は「肩も強いし、馬力もある。スピードもあって、勝負どころでも1本しっかり打てる。いい捕手ですよね」。ドラフト上位候補の復帰戦に、それぞれ高く評価した。

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この日は登板がなかったが、平成国際大にもドラフト候補右腕・冨士が在籍していることもあり、9球団17人のスカウトが集結。阪神・吉野スカウトは進藤について「打てるキャッチャー。肩も強い」と評価した。

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