関東第一で最速152キロの速球を投げて注目された市川祐投手が、2年生となったこの春の東都リーグ1部で3勝目を挙げ、防御率0.70で1位に躍り出た。
この春にデビュー
市川祐投手は関東第一で下級生の時から素晴らしい伸びのあるストレートを投げていた。その後、苦しい時期もあったものの、高校3年夏に最速152キロを記録し、プロも注目していた。
肩を痛めていた事もあり進学を決断して日大に進んだ。入学後に故障をしないための投球フォームへ修正するため、1年時はリーグ戦で登板しなかった。そしてこの春にリーグ戦デビューをすると、今季はここまで2勝を挙げている。
この日は1部残留争いのための重要な試合となる中央大戦に先発すると、大学では最速となる147キロを記録したストレートに、カットボール、スプリットもコントロールよく投げ、9回4安打8奪三振で完封した。
中央大もエースで今年のドラフト1位候補・西舘勇陽投手が先発したが、「相手はいい投手。先制点をもらったので守り切る気持ちで投げました。ストライク先行でいけて、落ちる球で三振もとれてまとまりがあった」と話し、プロ注目投手に投げ勝った。
リーグ成績でも結果が現れた。この日の投球で防御率0.70となり、リーグトップとなった。片岡監督も「市川は制球よく、平常心で自信をもって投げてくれた。1人で3勝。頼りにしないとしょうがないね」と話す。
まだ1部残留争いの厳しい戦いは続くが、「優勝はなくなってしまったんですけど、ここから中央大、駒大戦が残っているので全勝を目指して頑張りたいと思います」と話した。
2025年のドラフト上位候補として注目される事になると思う。大学では最上級生に向けて成長曲線を描いて行きたい。




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