東都大学リーグでは亜細亜大が国学院大に勝利し3位が確定した。亜細亜大のエース・草加勝投手が6勝目を挙げ、今季最多勝利投手となった。
エース
草加勝投手はこの日、「コントロールがつかなかった」と4回までは4安打を許して1失点したものの、5回以降は「アウトコース低めに投げることができた」とノーヒットに抑えた。9回に146キロを計測するなど、今季最後となる登板でも力を見せた。
草加投手は今季は6勝3敗、9試合に登板して71回を投げ6勝3敗、防御率は1.52を記録した。この日対戦した国学院大とは、4月27日の2回戦で先発し、4回3失点で負け投手となっていたが、「悔しい思いをしたので、絶対に抑えたかった」と気迫で抑えきった。
亜細亜大は昨年、青山美夏人投手(埼玉西武ドラフト4位)がエースとして6勝0敗、防御率1.40の成績を残し、エースとしてチームを優勝させたが、今年は草加投手がエースとしてチームを支えた。優勝はできなかったものの、生田監督も「調子うんぬんではなく、草加がエース。1人で投げ抜く準備をずっとしてましたので、秋につながるピッチングができたんじゃないですかね。ナイスピッチングだと思います」と話し、「たくさんのボールを投げ込み、投げる体力をつけて春の成績につながった。他の投手も見習って頑張ってほしい」と話した。
今大会でプロのスカウトの評価も挙げ、ドラフト指名候補として名前の挙がる投手になった。プロ入りを目指すが、「途中で制球が乱れたり、まだまだ課題はある。狙いを定められても打てないようなボールを投げられるようにしたい」と話し、秋に向けて更に成長を目指す。
まずはこの春の疲労を十分取って、故障が無いように秋を迎えたい。




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