関西の5大学リーグのオールスターメンバーがトーナメント戦を行う、大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦が開幕し、関西六大学リーグ選抜が京滋大学リーグ選抜に7−2で勝利、大商大の高太一投手が3回パーフェクトピッチングを見せた。
「プロに行きたいなと思っています」
体は大きくないものの、最速151キロのストレートのキレが素晴らしく、プロが注目する左腕投手の大商大・高太一投手、この日はリーグを代表して先発すると、3回をパーフェクト、3つの三振を奪う投球を見せた。
最速は144キロ止まりで「自分の感覚は良かったんですが、実際は球が走っていなくて、球速も出ていないなか、追い込んでから変化球で仕留められたのは良かったと思います」と話すように、インコースのストレートで詰まらせたり、沈む球で空振りを奪った。
この日は11球団のスカウトが視察をし、
中日・米村シニアディレクター:「体重移動も良くなり、下半身主導になって制球力が上がった。打者にファウルで粘られても、ストライクを投げ続けられる」
東北楽天・足立スカウト:「直球も強かったし、変化球も低めに集まっていた」
横浜DeNA・八馬スカウトグループリーダー:「貴重な左で投げっぷりが良い。素材の良さを感じる。うちの坂本タイプ」
オリックス・小松スカウト:「積んでいるエンジンが大きい。スケールの大きい投手」
と評価した。
春季リーグ戦では2勝0敗、防御率0.00だったが4月の松に左肘の違和感があって離脱し、4試合16回の登板に終わった。それでも大学野球選手権で復帰し、2回戦の花園大戦で先発すると、7回途中までを投げて1失点と好投を見せた。
高投手は「先輩にも後輩にも同期にも良い投手がたくさんいて、そこで一緒にやれたことで成長できたと思います。環境に恵まれました」と話すと、「プロに行けたらいいなと。いや、プロへ行きたいなと思っています」とプロ志望について語った。侍ジャパン大学代表に選ばれた上田大河投手とともに、プロ野球で投げる事を目指す。
コメント