東都リーグ2部が開幕し、専修大は152キロ右腕のドラフト候補・西舘昂汰選手が、春に1部だった駒澤大を対戦した。この試合には11球団28人のスカウトが視察をしている。
次回見てから
西舘昂汰投手は188cmの大型右腕で最速152キロの速球を投げる。高いポテンシャルが評価されている。春先はドラフト上位候補にも名前が挙がっていたが、6月の侍ジャパン大学代表選考合宿では、細野投手や下山投手、常広投手と比較すると、やや物足りなさを感じさせていた。
それもあって、この日は11球団28人のスカウトが秋の状態をチェックしようと集結した。先発した西館投手も最速147キロのストレートと得意のフォークボールで4回を投げて4つの三振を奪う。「フォークボールで空振り三振を2つとれたのは収穫」と話した。
しかし、3回には連打を浴びて2失点など、4回を投げて5安打4奪三振2失点、制球を乱した場面や、バント処理のミスなどもあり、4回で79球を投げた所で降板した。「まだまだ全然いけました」と悔しがった。
視察したスカウトは、
埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「エンジンが大きいから伸びしろも感じる。魅力的なピッチャーです」
東京ヤクルト・小川GM:「真っすぐの投げ分けが出来ていてすばらしい球を投げている、次、見てからかなぁ」
千葉ロッテ・榎ディレクター:「西舘はこの次、見ないと」
と話し、ポテンシャルは確認したものの、ドラフト候補としての評価は次回の投球を見てとした。
素質ある右腕投手だが、個人的にはドラフト上位指名とまではいかないと予想する。高く評価した球団がドラフト4位前後で、または育成ドラフトでの指名となりそうだ。

ヤクルト小川GMは「真っすぐの投げ分けが出来ていてすばらしい球を投げている」と話し、西武潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きくて伸びしろも感じるし今の魅力もある」と評価した。
ロッテ・榎ディレクターは、「西舘は、この次、見ないと」と特に評価せず、話すだけにとどめた。

最速152キロ右腕に、11球団28人のスカウトが集結。西武・潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きいから伸びしろも感じる。魅力的なピッチャーです」と評価した。
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