台湾でU18W杯を戦う侍ジャパンU18代表、この日はベネズエラと対戦し、7回10-0と大勝した。緒方漣選手がこの日もマルチヒットで4試合で10打数9安打、また先発の東恩納蒼投手は4回を1安打4奪三振無失点、球数は36球だった。
脅威の出塁率
緒方漣選手は日本での練習試合などでは下位を打っており、大会に入ってからも7番、6番を打った。しかし、スペイン戦とパナマ戦でそれぞれ3打数3安打を記録すると、アメリカ戦では3番を打ち2打数1安打、そしてこの日もベネズエラ戦も2打数2安打3得点の活躍だった。
4試合で10打数9安打、四死球も4つ選び、打率.900、出塁率.933、そして長打率も11割と安打数、得点数を含めて5部門で大会トップとなっている。OPSは2.033と驚異的。木製バットでこれだけの活躍に、これからも注目が集まりそうだ。
またこの日は不動の4番・森田大翔選手も2ベースヒット2本、5番の中山優月選手もファースト強襲の2ベースヒットとライトへの3ベースヒットを放った。丸田湊斗選手がこの日もヒットはなく、まだ1安打と当たりが出ないが、橋本航河選手が9番で内野安打など2安打を記録し、木製バットでも力感無く構えて鋭く振る、らしさが出てきた。
投手ではこの日先発した東恩納蒼投手が、4回を投げて1安打4奪三振無失点、わずか36球でそのまま投げきればマダックスを達成しそうな投球を見せる。そしてこの日は武田陸玖投手が登板すると146キロの威力あるストレートを見せて2回ノーヒット3奪三振のパーフェクト、そして最終の7回は左の変則フォーム・矢野海翔投手が3人で締めて完封リレーで勝利した。
これで4戦全勝でスーパーラウンド進出を決めた。今日のオランダ戦に勝利すれば1位での通過となるが、今日は仙台育英の高橋煌稀投手の先発が予告された。
スーパーラウンドはアメリカとの勝敗が持ち越しされる事もあり優勝に向けて有利に戦えそうだが、韓国や台湾、プエルトリコとの対戦となりそうだ。特にプエルトリコと台湾が好調で、台湾との試合が今大会の大きな山場となりそうだ。
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