大産大の１４９キロ右腕・松田啄磨投手が９回４安打１失点完投、プロ志望届提出へ

阪神大学リーグでは、大阪産業大の149キロ右腕・松田啄磨投手が、大阪体育大を9回4安打6奪三振1失点に抑えて2-1で完投勝利を挙げた。

監督と話してプロ志望届提出決める

松田啄磨投手は186cm80kgの大型右腕投手で、最速149キロの速球を投げる。この日の大体大戦では4回にホームランを浴びて1失点も、尻上がりに調子を上げてゆき、大阪体育大を4安打に抑えて完投、2-1での勝利に貢献した。

夏のオープン戦では好調を続けていたが、9月2日の開幕戦では7回を投げて4失点で、「シーズンに入って緊張したのかもわかりません」と話す。この日も、「開幕戦から状態はあまりよくなかったのですが、何とか粘って勝ちを優先した投球を心がけました」と話し、良くないながらも抑える投球を見せた。

宮崎監督は松田投手の進路について、「シーズンが終わるまでには本人と話をして決める」と話すが、松田投手はプロ志望の意志があることを聞いており、「本人はそういう希望もあって」と明かした。スカウトの視察情報はないものの、リーグ戦で好投を続けてスカウトを呼び込み、最後のアピールの機会で夢を勝ち取りたい。