札幌六大学では星槎道都大の153キロ左腕・滝田一希投手が先発し、8回途中2失点で勝利した。この投球が大学最後となる可能性があり、この日は北海道日本ハム、中日、東北楽天など6球団が視察した。
150キロ記録
滝田一希投手は左臀部の痛みにより、15日の投球が約3ヶ月ぶりの公式戦の登板だったが、それから中4日のこの日の札幌大戦で先発のマウンドに立った。
先日の試合では3回で4つの四球を出すなど、制球に苦しんだものの、この日は8回途中まで四球は1つと安定し、2回には150キロを記録した。110キロ前後のチェンジアップも使いながら、7回2/3を投げて6安打2失点に抑えた。112球の投球だった。
「高めに浮かないように、コースを意識するように」投げたという滝田投手、リーグ戦は北海学園大がすでに優勝をきめており、この試合が大学野球の最後の投球になる可能性があり、「最後の登板だったのでいろんな感情があった。最後に良いところを見せて終われたんじゃないかな。」と話し、故障については「完璧に治ったので、再発しないようにこれからの生活を過ごしていきたい」と話した。
153キロ左腕にはこの日、地元北海道日本ハムの他に6球団のスカウトが視察をした。
東北楽天・後関スカウト部長:「まっすぐの勢い、角度は武内と良い勝負」
中日・八木スカウト:「きょうの投球なら1軍でも投げられるレベル。まっすぐとチェンジアップだけでも試合を作れる。」
侍ジャパン大学代表でも投げ、ドラフト上位候補と注目される153キロ左腕の国学院大・武内夏暉投手と同じ位の評価も聞かれた。
これだけの速球を投げる左腕投手は貴重で、ドラフト会議では上位で指名される可能性もある。個人的にはドラフト4位前後と評価する。
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