関西六大学リーグでは勝てば優勝の大阪商業大vs大阪経済大の3回戦が行われ、大商大が上田大河投手、高太一投手のリレーで3-1の接戦に勝利し、4季連続優勝を決めた。
プロでは投げ合いたい
前日に先発し、124球を投げていた上田大河投手が連投の先発をした。「体に力が入らなかった」と2回で4安打を許すも、無失点に抑えた。
3回から高太一投手が登板する。このカードの1回戦で、先発投手の急な降板もあり1回2/3で4安打4失点して試合を落とした高投手だったが、この日は上田投手の熱意を受け継ぎ、7回に1失点したものの、9回までの7イニングを5安打1失点に抑える好投で、1回戦の借りを返した。高投手は「今季のベストピッチですね」と話した。
1回戦では大経大の津田淳哉投手に8回2失点に抑えられ、この日も3点に抑えられたものの、上田投手・高投手のリレーで3-1で勝利し、4季連続となる優勝を決めた。上田投手は「本当に勝てて良かった」と安心した表情だった。
入学時からお互いの力を認め、上田投手は「常に競い合ってやってきた。今の僕がいるのは高のおかげ」と話すと、高投手も「上田に追い付け、追い越せ、でやってきた。切磋琢磨できる関係で良かった」と話した。
プロ入り後は、上田投手は「プロで投げ合い、どちらが上か決めたい」と話し、高投手も「投げ合いたい」と話した。
この日は阪神など4球団が視察をした、上田投手、高投手共に2位か3位あたりで指名されると思われる。別々の球団になっても、そして同じ球団に指名されたとしてもチーム内でライバルとして競い合っていける二人だろう。
津田投手もプロ入り目指す
この日、敗れて優勝を逃した大経大、エースの津田淳哉投手は「体は大丈夫でした。初回がすごく悔しいです。本当に。昨日の勢いそのままで来られてしまった」と話し悔しがった。
ドラフト会議に向けては「常にプロだけを考えてやってきました。3年まで2勝しかできなかったのが、1年で8勝できた。チームを勝たせられる投球が少しはできたので、そこが成長と思います。将来は応援される選手になりたい」と話した。






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