153キロ左腕・関西大の金丸夢斗投手「1位でプロに」、阪神など多くのスカウト注目

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関西大が12月23日に年内最後の練習を終え、153キロの速球を投げる注目左腕・金丸夢斗投手が今年を振り返った。

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無敗の秋

金丸夢斗投手は最速153キロの速球を投げる左腕投手で、今年秋のリーグ戦では6勝0敗、防御率0.35を記録し最優秀選手に輝いた。立命館大戦では延長までの10回を投げぬいて6安打17奪三振1失点と圧倒、特に同点の9回にノーアウト満塁のピンチを背負ったが、そこから2者連続三振などで無失点に抑え、延長で勝利した。

「リーグ戦を通して球数を投げて、疲れのある中で後半、球威を落とさずに投げきる感覚をつかめた」と話す金丸投手は、リーグ後半も勢いある球を投げると、12月に行われた松山での侍ジャパン大学代表強化合宿でも150キロ台の威力あるストレートを披露し、紅白戦では明治大の宗山塁投手から3球三振を奪った。

すでに阪神など複数のスカウトが注目しており、来年のドラフト1位指名は間違いないと言われる金丸投手、本人も「1位でプロというのは頭にあります」と話す。しかし、「意識しすぎると空回りしてしまうので、あまり背伸びをせず自分のピッチングを今まで通りやることも大事だと思っている。成長しようとしすぎてけがをするのが一番良くないので」と話し、慎重に成長をしていくとした。

現在はノースローで調整し、体作りを行っている。「冬場でしっかり蓄えて春を迎えたい。最低でも5勝して優勝に貢献できるように」と話した。来年1年間、多くのプロのスカウトや報道関係者などが訪れる、注目される年になるのは間違いない。今の状態を維持し続けて、故障なく秋を迎えたい。

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