今年のドラフト会議で、常広羽也斗投手(広島)、下村海翔投手(阪神)の2人がそれぞれドラフト1位指名された青山学院大、来年は佐々木泰選手、西川史礁選手の野手2人でドラフト1位指名を目指す。
来年は野手で2人
青山学院大はこの日、年内の練習を終えた。常広投手、下村投手の2枚看板を軸に春・秋の東都リーグ制覇と大学野球選手権の日本一に輝いた1年だった。
来年に向けて新主将の佐々木泰選手は、前主将の中島大輔選手(東北楽天ドラフト6位)より「俺らの三冠とかは気にしなくていい。自分の作りたいチームを作って頑張ってくれ」と声を掛けられたが、「自分たちがもう1回日本一になれたら、常勝軍団になったという風になると思う。あの年だけかと言われるのは悔しい。自分たち、次の年が本当に重要になってくる」と話し、来年も大学野球選手権連覇を誓う。
そして、その先の目標についても話す。佐々木選手は12月に行われた松山でも侍ジャパン大学代表強化合宿で、「プロ一本で」とプロ入りを宣言したが、同じく注目される西川史礁選手も「一緒に練習してきた仲。2人そろって1位になって、喜び合いたい」と話し、来年は野手2人のドラフト1位指名を目指す。
共に右の強打者で、佐々木選手は三塁を守り、西川選手は外野を守るがショートなども守れる運動神経の高さがある。そして何より、フルスイングの力があり、長打力では来年のドラフト候補の中でトップクラスに入ることは間違いない。
佐々木選手は大学1年春に打率.371、4本塁打を打ち、西川選手は今年春に打率.361、3本塁打を記録、それぞれキャリアハイの成績となっているが、まだシーズン毎に成績にムラがある。それでも西川選手については打っている打球の強さや、外野からの肩の強さなどでドラフト1位指名は確実と見られるが、佐々木選手は大学1年春の成績から時間も経っており、今年春の成績が重要となってくる。個人的にも現時点では3位前後での指名と予想する。
2人でドラフト1位指名となるために、また強力な2枚看板が抜けたチームにおいて、春に二人が揃ってキャリアハイとなる成績を残すことが、常勝軍団となるための、そして2人でのドラフト1位指名の条件となりそうだ。




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