東北福祉大の2年生で、最速162キロを記録していた速球派右腕・堀越啓太投手が、自己最速を2キロ更新して164キロを記録したことをSNSで公開した。
日本人最速まであと1キロ
堀越啓太投手は花咲徳栄から東北福祉大に進むと、リーグ戦で最速156キロを記録して注目され、大学野球選手権でも155キロを記録していた。つくば市にあるトレーニング施設のWhite Baseball Academyでトレーニングをしており、毎年そこでの模様がSNSで公開されているが、昨年冬には施設のラプソードで162キロを記録していた。
そしてこの日、同施設で164キロを計測した動画を公開した。
MAX更新です! pic.twitter.com/jJDPRebPPA
— WBA@野球トレーナー (@WBA61599479) December 26, 2023
花咲徳栄時代もスリークォーターから140キロ中盤の速球を投げていたが、3年夏の大会が終わって引退した後に、大学までの自主トレとして30mの距離でバレーボールを投げる練習をしていた所、球速が一気に速くなったという。握ることのできないボールを速く・強く投げるために、下半身も含めた前身で投げる必要があり、特に大胸筋などの大きな筋肉のパワーを活かすためのフォームを身に着けた。
「大学日本代表に入りたい」と話す堀越投手だが、12月に行われた侍ジャパン大学代表強化合宿には招集されずに残念だった。おそらく、同じタイプの157キロ右腕・法政大の篠木健太郎投手や、同じ2年生で155キロ右腕の筑波大・国本航河投手が呼ばれた事も影響しているかもしれないが、篠木投手と堀越投手を同じ場所で見たかった。
来春のリーグ戦で、球威で無双する投球を見せて、6月の侍ジャパン大学代表選考合宿には絶対に選ばれてほしいと思う。そして、来年の大学代表に入って、再来年の日米大学野球では主戦として投げたい。
現在の日本人最速は大谷翔平投手と佐々木朗希投手が記録している165キロで、堀越投手は非公式だがあと1キロに迫っている。球速についてはまずは試合で160キロを記録してほしい。


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