日本体育大学が1月11日にチーム練習を開始し、最速153キロの速球を投げ、ドラフト1位候補の寺西成騎投手も始動した。
星稜で練習中
寺西成騎投手は年末年始は地元の石川県能美市に帰省し、1月1日は星稜の同級生4人と母校のグラウンドで練習をしていた。能登半島地震に遭遇し「すごい揺れました。大津波警報が鳴ったので」と話し、星稜高のグラウンドは山側にあったが、さらに山の方に避難した。その後、「家族とはすぐに連絡がとれて、みんなそれぞれに避難。当日中に家に帰られましたが、自分は友人の家に泊めてもらいました」と話した。
地元石川県の惨状を確認するについて、「僕は直接被害は受けていないですが、同じ県の知人のお宅も被害にあったと聞いている。」と話し、「今年、僕がプロに行くことで、それが小さなニュースではあっても、元気だったり励みを与えられたらと思います」とプロ入りの決意を新たにした。
寺西投手は高校1年時から注目された投手だったが、高校2年時に右肩を痛めて高校3年春に手術を行い、日体大に進学進学してからも2年間はリハビリを行っていた。昨年の春に復活をすると、最速153キロのストレートのバランスの良いフォームからのキレの良い球を投げ、チームのリーグ3連覇と、明治神宮大会ベスト4に貢献した。
ただし、先発で最長は7イニングまでとしており、今年は完投、完封することを目標とし、体作りと緩急をつけて長いイニングを投げるためにカーブを磨いている。
「大学野球も最後の年。チームの優勝はもちろん、プロ野球を目指して、1日1日、頑張ろうという気持ちです」と話し、プロ入りを最終目標として、寺西投手の1年が始まった。




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