昨夏の甲子園でベスト4まで勝ち上がった神村学園、主将としてチームを率いた今岡歩夢選手が、金沢学院大に進学する。
「強い言葉をかけ続け」
今岡歩夢選手は神村学園の主将として、「日本一を目指してやってきました。高い目標を持ってやって来たことがベスト4に結びついたと思います」と自信を見せる。
2年秋の九州大会では初戦の大分商戦で0-10でコールド負けを喫し、センバツ出場を逃した。そして春から主将に指名された今岡選手は、「キャプテンになる前も、なってからもやるべきことをやるだけでした。勝ちへの執着です」と話し、「ベンチでは強い言葉をかけ続けました。意識的に言葉を強くして頑張りました」という。
やや主将になるタイミングは遅かったものの、春からチームにプレッシャーを掛け続けると、自らも人に何も言わせないくらい練習をし、「甲子園のチャンスは最後の夏だけ。焦りや不安がある中で練習していました」と話す。そして夏は甲子園に出場し、その舞台でもベスト4に進出した。小田監督は「今岡歩がキャプテンになったのがチームの転機でしたね。監督の分身みたいだった」と話した。
甲子園では初戦の立命館宇治戦でホームランを放ち、「甲子園では毎試合1本は安打を打っていたので、自分自身も成長したと思います」と話す。一塁などで出場し、1番バッターとして長打を打ってチームに勢いを着けた。
大学での舞台は北陸を選択した。金沢学院大では1年からリーグ戦で活躍することを目指す。そして、「神村学園の名前を知ってもらっている人もいると思うので、応援されるよう頑張りたい。大学でプロを目指します」と話した。チームの中で存在感を増し、4年時には主将として全国の舞台に出ているような、そういうイメージをさせる選手だ。注目したい。
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