昨年に甲子園や侍ジャパンU18代表の遊撃手として注目された聖光学院の高中一樹選手が、東洋大で「4年後は絶対にプロに行きたい」と話した。
昨年春の時点ではプロ志望も合宿で方向転換
高中一樹選手は2022年夏の甲子園に2年生ながらセカンドのレギュラーとして出場し、ベスト4入りに貢献して注目されると、同年秋の国体でも準優勝をした。昨年春の時点では「プロしか考えていなかった」と話す。
しかし、昨年4月に行われた侍ジャパンU18代表候補の強化合宿に参加すると、「世代トップの選手が集まった中で、打撃、守備、走塁、全て平均くらいだった。力強さが足りない。大学で鍛えてもっと自信をつけて、ドラフト上位で指名されるような選手になってプロに行こうと思った」と話し、大学進学に切り替えた。
その後に夏の甲子園で活躍し、プロのスカウトからも高く評価され、U18代表でも活躍を見せたが、方針は揺るがなかった。
特にU18代表として大学代表と壮行試合を戦った時に「大学生は体の大きさも力強さも違った。自分も勝負できる体にならないといけないし、打撃は今のレベル以上にならないと通用しない」と感じた。現在はウエートトレーニングと打撃練習に力を入れ、第十は昨夏から4kg増えているという。「スイング力も上がっている」と手応えを感じている。
そして高中投手は「4年後は絶対にプロに行きたい」と話す。聖光学院の斎藤監督も「守備力があって、バントもエンドランも右打ちもできる。聖光学院の歴史上、野手としての総合力はNO.1。4年後はプロに行くべき選手だと思う」と絶賛し、高校から送り出した。
2部に降格した東洋大をまずは1部に押し上げ、神宮球場で高中選手の守備と打撃を見たい。



聖光・高中、東洋大で世代NO.1野手 ー スポニチ福島版
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