明治大はセガサミーとオープン戦を行い、154キロ右腕の浅利太門投手が今季初の対外試合で登板をした。
3回4安打1失点
浅利太門投手は186cm84kgの長身から最速154キロの速球を投げ、角度のあるストレートとスプリットなどの変化球も鋭い投手。進路はプロ一本としている。
この日のセガサミー戦では3回を投げて毎回の4安打を許して1失点、2奪三振2四球という内容に、「今年初めての試合で、セットでどう投げるかも考えたし、力まずに再現性の高いピッチングをしたかったけど、インステップしたこともあった。指のかかりも特に感じたことはなかった。まだバランスが悪いので、フォームをしっかりして投げられるようにしたい。自己評価は40点くらい。1カ月かけて修正したい」と話した。
この日は北海道日本ハム、横浜DeNAなど6球団のスカウトが視察し、北海道日本ハムは木田優夫GM代行が視察した。横浜DeNAの八馬スカウティングディレクターは「初戦で足の上げ方とかいろいろ試しているのかと思った。落ちるボールでうまく三振を取っていた。スピードはこれから徐々に上がっていくでしょう」と話した。
「次に1イニング投げ、その次に先発して5イニングいく予定です。ボールが先行してストライクを取りにいくと社会人の打者は見逃してくれないので、その点も次の登板に生かしたい」と話す浅利投手、開幕までの1ヶ月で調子を上げてゆき、春からプロ入りに向けたアピールをしていく。
宗山選手は欠場
この日は注目の宗山塁選手は欠場となった。2月29日の明治安田生命戦で右肩の裏に死球を受け、スイングの際に痛みがでるために大事をとった。視察に訪れたスカウトからは「残念」と声が聞かれた。
6日には侍ジャパン代表として欧州代表との試合にベンチ入りし、井端監督は「良い打順で使いたい」と1番や3番での起用の構想もあるようだが、この死球の影響により、井端監督と相談しながら出場するかどうかを決める。「まだ痛みが残っています。仮に出場できなくても近藤さんの打撃や源田さんの守備を見るだけでも勉強になります」と話した。


コメント