最速153キロの速球を投げ、侍JAPANトップチームでもその実力を見せた関西大の金丸夢斗投手が、慶応大との練習試合に先発し、5回6奪三振無失点の好投を見せた。
5球団7人スカウト視察
3月7日に侍JAPANトップチームで、欧州代表に2回パーフェクトの投球を見せた金丸夢斗投手は、リーグ戦に向けて一度調子のピークを落とし、「今は6,7割」としている。
それでもこの日の慶応大戦では、初回から2回にかけて三者連続奪三振を奪うと、5回には2アウト1,2塁としたものの最後はショートゴロで併殺に討ち取った。雨の降る中での登板だったが5回5安打6奪三振で無失点、連打を許さずに四球も1つだった。
最速は149キロ、得意のチェンジアップも決まり、金丸投手は「去年の日本一のチームだったので、自分のピッチングがどれだけ通用するか。抑えられたのは大きかったと思います」と話した。
この日はプロのスカウトも集まった。横浜DeNA、中日、福岡ソフトバンク、オリックス、北海道日本ハムのスカウト合計7人が視察し、評価をしている。
横浜DeNA・藤田スカウト:「実力があるというのはわかっている。しっかりゾーンで勝負できていた」
中日・松永スカウト部長:「雨のなかでも制球が乱れることはなかった。十分な投球」
また、対戦した慶応大の堀井監督は侍ジャパン大学代表の監督でもあるが、昨年12月の強化合宿で金丸投手もしっかりとチェックしており、この日の投球についても「ヒットは出てますけど、連打が出るような感じではなかったので、やっぱり良い投手だなと思います。侍ジャパンのときが調子のピークで張り詰めたものは続かない。今、リーグ戦に向かってもう一度エンジンをかけ直しているところで、ヒットを出させてもらったということだと思います」と謙虚にその実力を認めた。
「トップチームでやらせてもらったので、これからの野球人生であったり、チームに良い影響を与えられるように、全国制覇できるようにと思っています」と話す金丸投手、関西学生リーグは非常にレベルの高いが、春季リーグをしっかりと5勝し、大学野球選手権でその力で日本一をつかみ取りたい。


雨でぬかるむマウンドでも最速149キロの直球にチェンジアップなどを織り交ぜ五回まで5安打無失点。6三振を奪った。中日、ソフトバンク、オリックス、DeNA、日本ハムのスカウトが視察に訪れた。


この日は中日など5球団7人のNPBスカウトが視察。ドラフト1位候補に挙げる阪神は訪れていなかったが、DeNA・藤田和男スカウトは「実力があるというのはわかっている。しっかりゾーンで勝負できていた」と評価した。

プロ野球5球団のスカウトらが視察。中日の松永幸男スカウト部部長は「雨のなかでも制球が乱れることはなかった。十分な投球」と評した。
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