中日は12月14日に新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
中日2024年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 金丸夢斗 | 投 | 関西大 | 177/77 | 左左 | 10000 | 1600 | 21 |
2 | 吉田聖弥 | 投 | 西濃運輸 | 176/80 | 左左 | 7000 | 1200 | 47 |
3 | 森駿太 | 内 | 桐光学園 | 188/93 | 右左 | 5000 | 600 | 31 |
4 | 石伊雄太 | 捕 | 日本生命 | 178/84 | 右右 | 6000 | 1000 | 9 |
5 | 高橋幸佑 | 投 | 北照 | 177/82 | 左左 | 3000 | 540 | 61 |
6 | 有馬恵叶 | 投 | 聖カタリナ学園 | 190/78 | 右右 | 3000 | 540 | 64 |
育1 | 中村奈一輝 | 内 | 宮崎商 | 183/73 | 右右 | 300 | 300 | 202 |
育2 | 井上剣也 | 投 | 鹿児島実 | 178/80 | 右右 | 300 | 300 | 203 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・金丸夢斗選手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
体は大きくないものの、150キロを越すストレートとチェンジアップなどの変化球をコントロールよく投げることができ、腕も少し隠れる感じで見えにくいフォームでもある。球のキレで勝負もできる。DeNAの東投手のパワーと杉内投手のようなフォーム&キレを併せ持ったようなタイプで、1年目から10勝を期待できる。
また、これまでウエイトトレーニングをあえてやっていないということもあり、体もこれから更に強くできる可能性があり、伸びしろとしてもまだまだ余地が大きい投手。5年くらいでメジャーへの移籍の可能性もありそうだ。
ドラフト2位・吉田聖弥選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
フォームとしては金丸投手よりも腕の出どころの見えにくさや、球が出てくるタイミングが合わせにくさがある。球速は150キロ前後を出していた時期は短かったが、都市対抗本戦では140キロ前半から中盤でも試合を作る投球ができていた。
まだ体の弱さを感じさせるところもあり、プロでは出力を出せるように体力強化をしてからでもよいかもしれない。アベレージで140キロ後半となった時に、どんな投球をするのか注目したい。
ドラフト3位・森駿太選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
高校通算48本塁打の左の強打者で、打撃に気持ちが乗る選手と言える。空振りも多いタイプではあるが、捉えた時の打球の圧倒的な強さがあり、ホームランバッターとして育てたい。守備は一時期はショートを守っていたこともあるが、ファーストやサードで落ち着いている。高橋周平選手のような期待感を持てる選手だろう。
ドラフト4位・石伊雄太選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
背番号9に期待感が現れている。ディフェンス型の捕手で持ち前の送球はプロでも注目されそう。捕手としてのフットワークの良さも光る。打撃はプロの1軍としてはもう少しというところだが、素直な打撃でレフト方向に抜ける打球を打てて、角度が上がってレフトスタンドに運ぶ当たりもある。打率.250で10本くらいを期待できるだろう。
ドラフト5位・高橋幸佑選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
体がガッチリしており、力を入れなくても140キロ中盤くらいが出る。少し低い位置からリリースされるストレートは右打者の外角の良いところに投げ続けることができる。スライダーで空振りを奪えていないため、変化球の質を磨いてゆきたい。
ドラフト6位・有馬恵叶選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆
急成長を見せた投手で、実戦経験がまだ少なく、大型で未完成なところがある。上体で投げている感じだがその球の質が良い。下半身をしっかりと強く太くして全体で投げられるようにして、安定した制球の球を投げられるようになれば、かなり期待して良い投手だと思う。
育成指名選手
中村奈一輝選手は打撃も守備も、主に身体能力的な素質を感じさせる。スイングが強く振るがコンタクトの技術がもう少し、守備についても体の能力の高さを感じさせるがフットワークなど送球までの流れはまだまだ。それでも強い送球ができており、技術が身につけば楽しみ。
井上剣也投手も真上から投げ下ろす150キロの速球がある。体は大きくないがこの強い球を投げられるのは魅力で、角度もある。スライダーもストライクゾーン近辺に投げられ、制球の課題も少なそうで魅力ある投手だ。
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