関西学生リーグでは関西大vs同志社大の3回戦が行われ、関西大の金丸夢斗投手が中1日でリリーフ登板し、4回を無失点に抑えた。これで53回を投げて自責点0、また、連続無四球イニングを37回、連続無失点イニングを28回に伸ばした。
「この春だけでも非常に完成度が高くなっている」
金丸夢斗投手は今週は5日の1回戦で延長11回137球を投げて4安打無失点も引き分けに終わっていた。2回戦はチームは勝利してこの日の3回戦では6回から2番手で登板すると、先頭打者から5者連続三振を奪った。
8回に1アウト2塁としたが、空振り三振とけん制で二塁ランナーを刺して抑え、9回には2アウトから150キロのストレートで見逃し三振を奪った。「昨日で疲労もしっかり取れた」と話し、中1日のマウンドを4回41球、1安打8奪三振無失点に抑えた。
これで今季は28イニング連続無失点で、自責点0のイニングは昨秋から続けて53回とした。また連続無四球イニングも昨秋から継続して37回とし、金丸投手のコントロールの良さなどを示す記録となった。
この日は3球団のスカウトが視察し、
巨人・岸スカウト:「特に右打者の外角のストレートとスプリットが抜群で隙のない投球だった。春のリーグ戦での成長は、落ち球の完成度が高くなっていること」
北海道日本ハム・大渕GM補佐兼スカウト部長:「素晴らしいですね。京大戦の時よりコントロールも、落ちる変化球も精度が上がってるようで、今もギア上げたり下げたりちゃんとしてるし、非常に完成度が高くなっている様子が、この春だけでも感じる」
と高く評価、この春の中でも成長している姿をスカウトに見せた。
金丸投手についてはもう何も言う事はなく、あとは故障なく秋までを投げ終えてほしいというのが正直な所。特に侍ジャパン大学代表でも投げることが予想され、夏にオフにする時間が少ないままで秋を迎えることになるため、そこで関西大が金丸投手の負担を軽減することができるかどうか。
ドラフト会議の1位指名は疑う余地もなく、昨年の武内投手(3球団競合で埼玉西武が1位指名)と比べても実績によって心配になる面は少ない。1位指名指名球団数は他の選手やポジションの兼ね合いで3球団前後になると思うが、武内投手以上の即戦力としての評価を受けての指名となりそうだ。






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