甲子園での試合となった関西学生リーグだったが、関西大の154キロ左腕・金丸夢斗投手が4回を投げた所で降板した。
1安打5奪三振も
先発した金丸夢斗投手は、ストレートの威力もあり4回まで1安打5奪三振に抑えていく。しかし初回に今季初となる四球を出すと、4回には12球全て変化球といつもと違う投球をしており、5回にはマウンドに登らなかった。試合は延長12回の末に0−1でサヨナラで敗れた。
金丸投手は3回の投球時に腰の違和感を感じ「大事に至る前に止めておこうと思い、自ら4回で降りました」と話す。金丸投手は投手の柱として前節には1回戦で11回137球を投げ、中1日の3回戦では4回41球を投げていた。そこから中3日での先発に、「もちろん疲労はあったと思うけど、そんなことは言っていられない」と話す。
小田監督は「明日の状態をみないとわからないが、近大戦は大丈夫だと思っている」と話し、今節は登板を回避し、25日からの近大とのカードでの復帰を目指す。
この日四球を与えたことで昨年から続いていた無四球イニングは37回でストップした。しかしこの日も無失点で、自責点0は57イニングに伸ばした。
金丸投手については、ドラフト候補としての評価はもうすでに定まっているといって良いくらい、もう確認することもなく、後は無事に秋まで投げられるかどうかという所だろう。今回の降板でスカウト陣には衝撃もあるだろうが、とにかく故障だけはせずにシーズンを乗り切りたい。
夏にはおそらく侍ジャパン大学代表としての欧州遠征もあると思う。疲労が抜けない中で秋を迎えることが一番心配だが、チーム全体で金丸投手のコンディションとしっかりと向き合ってほしいと願うばかりだ。




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