関西六大学の秋季リーグ戦が開幕し、大商大のプロ注目外野手・渡部聖弥選手は秋初打席でホームランを放った。この試合には9球団のスカウトが視察し、巨人スカウト部長が絶賛した。
リーグ100安打
神戸学院大との開幕戦の初回、2アウト3塁の場面で秋最初の打席を迎えた渡部聖弥選手は、左中間のスタンドに飛び込むホームランを放った。「1打席目をむちゃくちゃ大事にしていたので嬉しかったです」と話した。
また8回にはレフト前にヒットを放ち、これでリーグ通算100安打を達成した。「1年生のときから考えれば遠い記録だけど、安打を積み重ねた結果が記録につながったと思います」と話す。
そして渡部選手は普段はセンターを守っていたが、高校時代以来となる内野にも挑戦しており、この日はサードで出場をすると、6回からはセカンドに入って守備機会をこなした。
今年春のリーグ戦はホームランを1本放ったものの、差し込まれる打撃が目立ち、打率.220に終わった。しかし侍ジャパンでは主軸を任されると、U18代表との壮行試合では4番を務めた。打つポイントを前にすることで差し込まれることも少なくなり、秋は活躍が期待されていた中で、初戦の初打席から結果を残した。
この日は9球団のスカウトが視察をしたが、阪神は4人態勢、巨人は水野スカウト部長など2人態勢で視察した。
巨人・水野スカウト部長:「すばらしいね。見に来てよかった。打撃は大学生の外野手だと西川か渡部かというところ」
千葉ロッテ・榎康弘アマスカウトディレクター:「いいものを見せてもらいました。右の長距離打者は貴重ですし、他球団も含めて12人の候補の一人になってくることは間違いないのではないかと思います」
と首脳クラスが高く評価をした。ドラフト会議では上位指名が予想され、2位以上での指名は確実視されている。あとは各球団のチーム事情により1位12人に入ってくる可能性も十分ある。
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