大学から本格的に投手を始め、最速149キロの速球を投げてプロが注目する甲南大・岡本駿投手が、148キロのストレートで7回4安打2失点の投球を見せた。この試合に北海道日本ハムなど3球団のスカウトが視察した。
「今日は四球が多いですが」
186cm80kgの長身から149キロの速球を投げる岡本駿投手、この日は立ち上がりに3つの四球を与えて満塁のピンチを作った。これには谷口監督も 谷口純司監督は「初戦の登板から休ませすぎて肩が軽すぎた。あんなに四球を出す子ではないんです。調整ミスでした」と話す。
それでもこの満塁のピンチを無失点で切り抜けると、5回まで失点せずに投げる。6回に逆転の2ベースヒットを許すもその裏に味方が同点匂い付き、7回までを投げて交代した。7回4安打7奪三振、7四球で2失点という内容に、「球は走っていたんですが制球が定まらず、自分でビックリして焦ってしまいました」と話した。
スカウトからも制球について聞かれた。この日は3球団のスカウトが視察したが、北海道日本ハムの荻田スカウトは「体のサイズがあって球筋も良い。きょうは四球が多いですが、本来はまとまりの良い投手。現時点で完成している投手ではないので、これから楽しみ。まだ2節目なので、これから良くなっていく可能性に期待しています」と話し、普段とは違ったものの投球を評価した。
岡本投手はすでにプロ志望届を提出している。「甲南大初のプロ野球選手になりたいです」と話す。その可能性はかなり高いと見られ、北海道日本ハムを中心にドラフト下位か育成ドラフトでの指名が予想される。
長身からのストレート、そしてカットボール、チェンジアップなども使える好投手でもある、プロでの活躍が期待される。
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