広島が1位指名を公表した明治大の宗山塁選手が、立教大戦に出場すると、2安打2打点の活躍を見せた。広島は2人態勢で視察し、「クジに当てれば10年、15年は安心」と話した。他にも阪神など6球団8人のスカウトが視察した。
2安打2打点
宗山塁選手はこの日、初回にタイムリーヒットを放つと、6回1アウト満塁の場面でもスライダーを捉えてライト前にタイムリーヒットを打ち、2安打2打点とした。しかし試合に敗れたこともあり、「満塁だったので1点より2点、3点取れることがベスト。自分が一気に同点、逆転とつなげていければ。反省点として次に生かしたい」と話した。
この日はドラフト1位指名を公表した広島が苑田スカウト顧問と担当の尾形スカウトの2人で視察し、苑田顧問は「打って当たり前。グラウンドでも1人目立ちまから。10年、15年ショートを守れる。体も強く、基本がしっかりできている。即戦力、ものが違う。もしクジに当たれば10年、15年は安心。それぐらいの逸材」と絶賛した。
また尾形スカウトも「公言後、プレッシャーもあったと思うが結果を出せる。やはり華がある選手」と話し、結果をしっかりと残した宗山選手を評価した。
宗山選手は、地元球団が1位指名を公表したことについて、「高い評価をしていただいたことは非常にうれしいですし、それに見合うような結果やチームを引っ張る姿勢をまずはリーグ戦で見せることができたらなと思います」と話し、高い期待を受け止めた。
明治大は現在東京六大学で勝ち点2となり、勝ち点3の早稲田大を追いかけている。ドラフト直前の19日から早稲田大との直接対決があり、それがドラフト前の最後のカードとなるが、まずは今週の立教大戦でしっかりと勝点を奪う事が必要となる。
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