今年のドラフトの超目玉で関西大の金丸夢斗投手が登板し、2回を無失点に抑えた。これで昨年秋から69イニング連続で自責点0とした。この試合には9球団のスカウトが視察し、中日、巨人などが評価をしている。
阪神は6人態勢
この日は1点を守るべく8回から登板した金丸夢斗投手は、8回1アウトから今季7試合目で初めて四球を許してランナーを出したものの併殺で切り抜けると、9回も1アウト1塁の場面で併殺に打ち取り2回を1安打無失点に抑えた。「この場面を任されるのが僕の役割。みんなの思いを背負って1点を守り抜こうと思った」と話し、これで昨年秋からの自責点0を69イニングに伸ばした。
関西大は今週の関西学院大戦が今季最後のカードとなることもあり、この日は9球団のスカウトが視察し、中でも阪神は畑山統括スカウトなど6人態勢で視察をした。
また中日も音チーフスカウト、米村ディニアディレクター、山本スカウトの3人態勢で視察し、米村シニアディレクターは、「今年の大学社会人含めて総合的に見てもナンバーワン左腕。例年の1位候補に入れても、トップクラスの素材。コントロールもよく、完投能力がある。宗山と西川とともに金丸は確実に1位で消えますし、誰が見ても1位だと思いますよ」と絶賛した。音チーフも「インコースにしっかり投げられていたし、守備も十分できる。力はわかっているので、後はうちがいくかどうか」と話した。
他にも巨人・岸スカウトは「復帰してからも状態が安定している」と評価した。
ドラフト候補として非常に注目されている金丸投手だが、11日に広島が明治大の宗山選手を1位指名したことについて聞かれると、「気にしないようにして、目の前の試合をしっかり投げようと思っていた」と話した。
腰の骨挫傷の影響で今季はリリーフに専念して登板しているが、「80%くらいまで戻ってきている」と話し、状態は良くなってきていると話した。今日13日が大学でのラスト登板になる可能性があり、金丸投手は「最後まで投げきりたい」とし、まずはリーグ戦で投げ切って、再来週24日のドラフト会議に臨みたい。
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