オリックスドラフト1位の麦谷祐介選手、広島のドラフト2位・佐藤柳之介投手など、6人がドラフト会議で指名された富士大が、明治神宮大会出場を決めた。指名漏れとなった佐々木大輔選手の次のステージに向けて神宮でアピールする。
春は全国出場できず
富士大は麦谷祐介選手、佐藤柳之介投手がドラフト上位で指名され、安徳駿投手が福岡ソフトバンクの3位で、渡邉悠斗選手が広島の4位で、さらに坂本達也捕手が巨人の育成ドラフト1位、長島幸佑投手が千葉ロッテの育成ドラフト3位で指名された。
これだけのタレント軍団だったが春はリーグ優勝をすることができず、大学野球選手権に出場することができなかった。秋もドラフト会議が間近に迫る中で「ドラフトにかかりたいという意識から」と渡邉選手は話す。しかし、リーグ戦を制することができ、そしてドラフト会議で大きな結果を出した今は、「自分本位だった気持ちを反省して今に生かしている」と話した。
この日は明治神宮大会出場決定戦となる仙台大との対戦、オリックス1位の麦谷祐介選手選手が2番センターで出場すると、1−1の同点の9回に先頭打者で四球を選ぶ。2アウトとなったものの4番ファーストの渡邉悠斗選手が三塁線を破る勝ち越しのタイムリー2ベースヒットを放って勝ち越した。
また、7人衆の中で唯一指名漏れとなってしまった佐々木大輔選手も、1点を追う8回にタイムリーヒットを放って同点に追いついていた。また、佐藤柳之介投手は先発して5回3安打6奪三振1失点、初回に失点するなどこの日はランナーを背負ったが、粘りの投球を見せる。そして6回からは安徳駿投手が登板し、3回を1安打無失点に抑えて逆転の流れを呼び込んだ。坂本達也捕手は3投手をリードし、バント安打や盗塁などで足を見せた。長島幸佑投手は26日の試合に先発しており、この日は登板はなかった。
ドラフト指名6人と佐々木選手が登場する明治神宮大会、どんなプレーを見せるのか、そして指名5球団のスカウトやファンも心待ちの試合となりそうだ。




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