白鴎大の来年ドラフト候補左腕・松永大輝投手が帝京大を完封、中日・楽天スカウトが視察

関甲新リーグの好投手左腕・松永大輝投手が、横浜市長杯で帝京大を完封し、リーグで５冠を達成した力を見せた。中日、東北楽天のスカウトが注目している。

リーグ５冠

松永大輝投手はこの秋にMVP、最優秀防御率など５冠に輝く投球を見せた。球速は１４０キロ前半だが、得意のチェンジアップなど総合力の高い左腕として、来年のドラフト候補として注目されている。

この日は帝京大との試合で、キレのあるストレートを投げて５回まで１安打に抑えた。その後、チェンジアップを増やして三振を奪い、９回を投げて１１個の三振を奪った。６四球を与えた事に反省したものの、９回３安打１１奪三振の完封に「序盤と後半で配球を変えたのが良かった」と話した。

昨年は侍ジャパン大学代表候補合宿に参加し、東北楽天にドラフト１位で指名された古謝樹投手と交流し、キャッチボールで「ジャンプして捕れると思った球がそれ以上に伸びて捕れませんでした。伸びが違うなと。」と感じた。そして、「タイプは違うが、どうしたら球が速くなるかなどを聞きました」という。

この日は中日、東北楽天のスカウトが視察、「スカウトも見に来ていたことは知っていたのでいいアピールになっていれば」と話す。明治神宮大会でもその姿を見せて、多くのスカウトにアピールし、来年注目左腕に名乗り出たい。