第74回全日本大学野球選手権大会、西南学院大学(九州六大学)が聖カタリナ大学(四国地区大学)に13-3で5回コールド勝ち。190cm90kgのプロ注目の左のスラッガー・栗山雅也外野手(4年=東福岡)が、決勝打を含む2安打3打点の活躍で1956年の第5回大会以来、実に69年ぶりとなる歴史的な白星に大きく貢献した。
190cmスラッガー栗山選手、決勝打含む2安打3打点!
2年前の大学野球選手権では初戦でノーヒットノーラン負けを喫した西南学院大は、前回の勝利は1956年だった。この日は降りしきる雨の中で唯一の神宮球場での試合となり、スタンドはややさみしい状況だったものの、東和樹監督が「今日は絶対に低く打った方が勝つ」と気合を込めていた。
それに応えたのがチームの主砲・栗山雅也選手だった。3-3の同点で迎えた4回1死一、三塁のチャンス。「仲間がつないでくれたので気持ちが入った」と話すように、ライト前へ勝ち越しのタイムリーヒットを放った。さらに5回には、ダメ押しとなる2点タイムリー二塁打を放つなど、この日3打数2安打3打点の大活躍。190cm90kgの大型スラッガーは、「勝った実感はないんですけど、まずはホッとしています。」と話した。
目標は「大谷翔平」、プロへの思いと次戦への誓い
栗山選手は「自分はプロに行きたい」と公言する。そして、「多分、今日もスカウトが来られていたので、ちょっとは出すことができてよかった」と、安堵の表情を見せた。理想としているのはドジャースの大谷翔平選手で、「ホームランを打って、盗塁も出来る選手になりたい」と話す。
大学公式戦通算7本塁打の長打力とともに、50m6秒1の俊足も兼ね備えており、大型ながらスピードのある選手として、そのポテンシャルの高さに、プロのスカウトも熱い視線を送っている。
69年ぶりの歴史的勝利にも、「ホッとしています」と冷静だった栗山選手。チームのスローガン「克ち切れ」を胸に、次戦を見据える。「自分の最大の強みであるホームランを打てれば。明日以降、ホームランを見せつけることが出来れば」と、今度は自慢の長打力でアピールすることを誓った。
栗山雅也選手 プロフィール
- 氏名:栗山 雅也(くりやま まさや)
- 所属:西南学院大学(4年)
- 出身高校:東福岡高校
- ポジション:外野手
- 投打:右投左打
- 身長・体重:190cm・90kg
- 主な特徴や実績:190cmの体格を誇るプロ注目の大型外野手。2025年全日本大学野球選手権1回戦の聖カタリナ大戦で決勝打を含む2安打3打点を記録し、チームを69年ぶりの勝利に導く。大学日本代表候補。大学公式戦通算7本塁打。50メートル走6秒1、遠投100メートルと高い身体能力を持つ。目標はドジャース・大谷翔平選手。




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