155キロ計測の花園大・藤原聡大投手と佛教大の153キロ右腕・赤木晴哉投手が好投、京滋大学が27年ぶり関西5リーグ制覇

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大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦は決勝が行われ、京滋大学野球連盟が近畿学生野球連盟を3-0で下し、1998年以来27年ぶり2度目となる優勝を飾った。この試合で、プロ注目の花園大学・藤原聡大投手(4年=水口)が自己最速タイの155キロを計測するリリーフを見せ、同じくプロ注目の佛教大学・赤木晴哉投手(4年=天理)も2回無失点と好投。豪華リレーでチームを頂点に導いた。

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花園大・藤原聡大投手、自己最速タイ155キロ「出力を上げた中でコントロールがよくなった」

球場がどよめきに包まれた。3-0とリードした8回、マウンドに上がった花園大学の藤原聡大投手が先頭打者への初球に「150」が表示させると、立て続けに154キロ、155キロと自己最速に並ぶ剛速球を投げ込み、最後はインコースへの152キロで見逃し三振に仕留めた。「最速を更新したいなと思っていた」と、エンジン全開で打者2人を完璧に抑え、圧巻の存在感を見せつけた。

今春のリーグ戦では4勝を挙げ、防御率2.05と安定した成績を残した藤原投手。「出力を上げた中でコントロールがよくなった」と、剛球を操る術を身につけつつある。「京滋は強くないと言われる。変えたい思いで優勝を目指してやってきた」と、リーグの誇りを胸に掴んだ27年ぶりの栄冠に笑顔を見せた。目標とするプロ入りへ向け、「自分の持っているものを出せるように」と勝負の秋を見据えた。

佛教大・赤木晴哉投手も2回無失点!ライバルと誓うプロでの投げ合い

その前の5回に登板したのは、同じくプロ注目の190cm右腕、佛教大学の赤木晴哉投手だった。2イニングを無失点に抑える好投で、強力な投手リレーの一角を担った。初戦で自己最速153キロをマークした大型右腕は、この日も安定した投球でチームの勝利に貢献した。

赤木投手と藤原投手は、同じジムに通い、食事にも行くという良きライバル。今春のリーグ戦では先発として投げ合い1勝1敗だった。藤原投手が「もちろん、勝ちたい。プロの舞台で投げ合えたら」と語れば、赤木投手も「自分は支配下でプロに行きたい」とライバル意識を燃やす。京滋リーグから、球界を代表しそうな予感をさせる二人の剛腕が飛び出しそうだ。

藤原投手、赤木投手を含む8人の投手による完封リレー。チーム一丸となって掴んだ27年ぶりの優勝で、京滋大学野球連盟は今秋の関西地区大学選手権のスーパーシード権(1勝すれば明治神宮大会出場)を獲得した。リーグ戦のライバルが一体となって戦う大会が終わり、秋に向けてさらに成長した姿を見せたい。

藤原聡大投手 プロフィール

  • 氏名:藤原 聡大(ふじわら そうた)
  • 生年月日:2003年11月20日
  • 出身地:三重県伊賀市
  • 経歴:阿山ブルーファイヤーズ(玉滝小1年) – 甲賀リトルシニア(阿山中) – 水口高校 – 花園大学(4年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:177cm・76kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:自己最速155キロを誇るプロ注目右腕。2025年関西オールスター5リーグ対抗戦の決勝で自己最速タイを計測し、2/3回を無失点。チームの27年ぶり優勝に貢献。今春リーグ戦では4勝1敗、防御率2.05。花園大学では1年春からベンチ入り。50メートル走6秒1、遠投115メートル。

赤木晴哉投手 プロフィール

  • 氏名:赤木 晴哉(あかぎ せいや)
  • 生年月日:2003年10月5日
  • 出身地:大阪府堺市
  • 経歴:高倉台ポニーズ(小4) – 美木多イーグルス(小6) – 大阪狭山ボーイズ(中学) – 天理高校 – 佛教大学(4年)
  • 投打:右投右打
  • 身長・体重:190cm・86kg
  • ポジション:投手
  • 主な特徴や実績:最速153キロを誇るプロ注目の190cm大型右腕。2025年関西オールスター5リーグ対抗戦の決勝で2回無失点の好投。藤原聡大投手とは良きライバル。天理高校では日本ハム・達孝太投手と同期。佛教大学では今春、最優秀選手賞を受賞。「支配下でのプロ入り」を目指す。
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【大学野球】京滋大学27年ぶり2度目の優勝「京滋は強くないを変えたい」花園大・藤原聡大が最速155キロ - スポーツ報知
決勝は京滋大学が近畿学生に完封勝ちし、1998年以来、27年ぶり2度目の優勝を飾った。プロ注目の花園大・藤原聡大投手(4年)=水口=が自己最速タイの155キロを計測するなど、8人による継投で層の厚さ
花園大・藤原 150キロ超連発の圧巻リリーフ「出力を上げた中でコントロールがよくなった」自己最速タイ155キロ計測も/デイリースポーツ online
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京滋大学が3―0で完封勝ちし、1998年以来、27年ぶり2度目の優勝を飾った。破れた近畿学生は2016年以来、9年ぶり4度目となる優勝を逃した。
球場どよめく 花園大・藤原が自己最速タイ155キロ計測 佛教大・赤木との豪華リレーで京滋大学V - スポニチ Sponichi Annex 野球
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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