仙台大・平川蓮選手が大学代表選考合宿で5打数3安打、オリックススカウト「上位候補の魅力」と大型スイッチヒッターを評価

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侍ジャパン大学代表の選考合宿2日目では、187cmの大型スイッチヒッターとして注目される仙台大学の平川蓮外野手(4年・札幌国際情報)が紅白戦2試合に出場し、計5打数3安打1四球と大活躍を見せた。巨人の吉村編成本部長や北海道日本ハムの栗山CBOといった各球団の首脳クラスに、3人態勢の阪神など全球団のスカウトが注目する中で、オリックスが高く評価をした。

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プロ注目左腕から安打、首脳陣の無茶ぶりにも対応

187cm91kgの体格で、大学代表選手の中でも存在感を放っている平川蓮選手、この日の紅白戦第1試合で「1番・中堅」で出場すると、初回先頭に中央大の左腕・岩城颯空投手から右打席で149キロの速球を捉えてレフト前ヒットを放つ。続く第2打席では、筑波大の速球派右腕・国本航河投手との対戦で、最初は左打席に入ったが、首脳陣から「右打席で」という異例の指示が飛ぶと、一度、ベンチに戻って肘や足のレガースと手袋をつけ変えて右のバッターボックスに入る。「右対右は初めて」という状況だったが、ここでも直球をレフト前へはじき返した。

大学日本代表の堀井哲也監督は「外野手は左打者はそろっているんですけど、右打者がまだ決めづらかったので、右打席を重点的に見て比較をしてみたかった」と説明。平川選手は「びっくりしたんですけど、案外打てるなと」と笑顔を見せ、その対応力の高さを示した。

それでも2試合目では最後に登板した早稲田大学のエース・伊藤樹投手の前に空振り三振を喫し、「レベルが違った。ああいう投手を打たないと上にはいけない」と、課題も口にした。

オリックススカウト絶賛「走攻守で期待できる」

左右両打席でチームトップクラスの打球速度170キロを記録するという平川選手のパフォーマンスに、プロのスカウトも釘付けになった。オリックスの小松スカウトは、その才能を高く評価した。

オリックス・小松スカウト:「左右両方で長打が打てて、走攻守で期待できる。上位候補として挙がる魅力がある」

父は北海高校の平野敦監督だが、高校は札幌国際情報高校に進み投手としてプレーした。仙台大学で野手に転向すると大学2年秋からは左打ちから両打ちに挑戦し、スイッチヒッターとしての才能を開花させた。50メートル走5秒9、遠投120メートルという高い身体能力を持ち、憧れの選手はシンシナティ・レッズのエリー・デラクルーズ選手という。

「ホームランを打って、盗塁も出来る選手になりたい」と理想の選手像を語る。「野球が好きなので、レベルの高いところで長く続けたい」と話し、進路は「プロ一本」を明言している。

肩や足でも持ち前のものを見せ、この合宿でも存在感を見せた。代表入りの可能性は高いと見られ、そしてこの秋のドラフト会議に向けても前進したと言えそうだ。目標の舞台へ向け、アピールを続けたい。

平川蓮選手 プロフィール

  • 氏名:平川 蓮(ひらかわ れん)
  • 生年月日:2004年3月31日
  • 出身地:北海道札幌市
  • 経歴:円山リトルジャイアンツ(小4) – 宮の森中学校(軟式野球部) – 札幌国際情報高校 – 仙台大学(4年)
  • 投打:右投両打
  • 身長・体重:187cm・91kg
  • ポジション:外野手
  • 主な特徴や実績:187cmの大型スイッチヒッター。プロ注目の外野手。2025年大学日本代表選考合宿2日目の紅白戦で5打数3安打を記録。オリックス・小松スカウトから「上位候補として挙がる魅力がある」と高評価を受ける。打球速度は左右ともに170キロを記録。50メートル走5秒9、遠投120メートル。大学2年秋から両打ちに挑戦。父は北海高校の平川敦監督。憧れの選手はレッズのデラクルーズ。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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