仙台6大学野球秋季リーグが6日に開幕し、仙台大が東北大にコールド勝ちで白星発進した。この試合では、侍ジャパン大学代表でも活躍したプロ注目のスイッチヒッター・平川蓮選手がコールド勝ちを決める2ランホームランを含む2安打4打点の大活躍。視察に訪れた6球団のスカウトに、大学日本代表を経験して進化した姿を猛アピールした。
狙い通りの一発!6球団の前で4打点の大暴れ
主将の一振りが試合を決めた。7-1で迎えた8回1アウト3塁の場面。平川蓮選手は「ホームランを打ちにいきました」という宣言通り、左打席でライトスタンドへ突き刺す2ランを放ち、コールド勝ちを決めた。この日は本塁打を含む4打数2安打4打点の活躍を見せた。
春は東北福祉大に敗れてリーグ2位に終わった。その悔しさから、課題である打撃力アップを目指し、主将自らが主力メンバーに打撃をアドバイスする「平川塾」を開き、チーム力アップを図った。チームメイトに指導することで、自身の打撃も見つめ直し、さらに7月の日米大学野球に侍ジャパン大学代表のメンバーとして出場すると、「いいバッターがいる中で刺激も受けました」と、中京大・秋山俊外野手(4年)の打撃を参考に、さらなる進化を遂げた。
大学代表の経験を糧に成長、広島スカウト「長打力もある」
この日は6球団のスカウトが集まり、その成長ぶりに、高い評価をしている。
広島・近藤スカウト:「順調にきていますね。長打力もありますし、走攻守そろっているいい選手です」
注目選手となり、平川選手は常に成長を目指す。「プロに行っても通用する体には、まだまだです」と話し、「いいアピールをしなければいけない立場。これからもどんどんアピールして、3冠王、リーグ優勝、日本一を目指していきたい」と語った。
大学代表でも攻守に活躍を見せ、特にスイッチヒッターとして、アメリカチームの投手陣に隙を与えない打線のキーマンとなった。ドラフト会議では3位までに指名されると予想される。主軸としても、またはリードオフマンとしても活躍できる選手となるだろう。非常に楽しみな選手だ。
平川 蓮(ひらかわ れん) プロフィール
- 所属:仙台大学(4年)
- ポジション:外野手
- 投打:スイッチヒッター
- 経歴:札幌国際情報
- 主な特徴や実績:プロ注目のスイッチヒッターで仙台大学主将。大学日本代表。仙台6大学野球秋季リーグ開幕戦でコールド勝ちを決める2ランを放ち4打点を記録した。


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