愛知大学野球秋季リーグでは、中京大が中部大に勝利し、春秋連覇へ望みをつないだ。プロ注目の最速148キロ左腕・沢田涼太投手(4年=享栄)が9回のピンチで登板すると、わずか6球で試合を締めた。
魂の6球、圧巻の火消しリリーフ
7-1で迎えた9回、中京大は2点を返されなおも1死三塁と相手に流れがあった。しかし、半田監督は左のエース・沢田涼太投手をマウンドに送ると、193cmの長身から投げ下ろすボールに気迫を込めて投げた。
「相手に勢いがあっても、自分のピッチングをするだけ。細かいコントロールよりも強いボールを投げ込む意識だった」と、強気で打者に向かい、最後は遊ゴロ併殺打。わずか6球で嫌なムードを断ち切り、チームを勝利に導いた。
半田卓也監督も「向こうに追い上げムードがあったので、きょうは大きなリリーフだった」と、大事な試合での好投を絶賛した。
リリーフで高まる信頼、目指すはリーグ優勝
沢田投手は193cm100kgという大型左腕投手で、最速148キロの速球を投げる。9月14日にプロ志望届を提出しており、この秋は勝負のシーズンとなっている。
リリーフとしての登板が続く中で、首脳陣からの信頼は日に日に高まっている。「リーグ優勝したい」と、あくまでチームの勝利を最優先に掲げる沢田投手。自身の役割を全うすることが、10月23日のドラフト会議へ向けた最高のアピールになると信じ、腕を振り続ける。
沢田 涼太 プロフィール
- 氏名:沢田 涼太(さわだ りょうた)
- 所属:中京大学 4年
- 出身:享栄高校
- ポジション:投手
- 投打:左投
- 身長:190cm
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。最速148キロの長身左腕。ピンチの場面での強心臓なリリーフが持ち味で、チームの信頼も厚い。
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