慶大・外丸東眞投手、ドラフト指名漏れも「社会人野球に進みプロ目指す」 3季連続5位に悔しさ

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東京六大学野球秋季リーグは2日、伝統の早慶戦2回戦が行われ、慶應義塾大学が0-3で早稲田大学に完封負け。これで3季連続の5位が確定し、悔しい形でシーズンを終えた。プロ志望届を提出していた主将のエース・外丸東眞投手(4年=前橋育英)は、ドラフト指名漏れの悔しさを胸に、社会人野球でのリベンジを誓った。

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最終戦は登板機会なし「後輩たちが悔しさ引き継いで」

リーグ戦最終戦となったマウンドに、外丸東眞投手の姿はなかった。チームは早稲田大学投手陣の前に完封負けを喫し、3季連続のBクラスとなる5位が確定。主将としてチームを牽引してきたエースは、「後輩たちがこの悔しさを引き継いで、必ず優勝してくれると思う」と、唇を噛み締めながら後輩たちに思いを託した。

堀井哲也監督も「結果が伴わなかったのは監督の責任。学生野球としては努力の時間が必ず将来に返ってくる」と、最後まで戦い抜いた4年生を労った。

指名漏れも「夢であるプロ野球を目指す」と決意

前橋育英のエースとして注目され、慶応大に進学すると1年春のリーグ戦から1勝を挙げた。そして2年春に3勝、秋には6勝0敗の成績を残し、東京六大学優勝に大きく貢献した。早大で同学年のライバル・伊藤樹を頭一つリードしていた。

しかし、3年春に3勝を挙げたものの、持ち前の糸を引くように低めに伸びる球が徐々に見られなくなり、その秋は0勝にとどまった。今年は主将となり春に4勝を挙げたものの球威は戻ることがなく、この秋は2勝1敗に終わった。

今秋のドラフト会議にプロ志望届を提出していた外丸投手。リーグ戦通算19勝を挙げた実績では、指名されることはなかった。指名は難しいと見られていたが、それでもプロ志望をしたのは外丸投手の意地、そして意思の表明だったのだろう。

悔しい結果となったが、本人はすでに前を向いている。「社会人野球に進み、夢であるプロ野球を目指します」と決意を口にした。大学での悔しさをバネに、新たなステージで2年後のプロ入りを目指す。

外丸 東眞 プロフィール

  • 氏名:外丸 東眞(そとまる あずま)
  • 所属:慶應義塾大学 4年
  • 出身:前橋育英高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト候補。慶應義塾大学の主将兼エース。リーグ通算19勝。ドラフト指名漏れを経験し、卒業後は社会人野球へ進むことを表明した。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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